"Gittin' to Know Y'All":正調フリー・ジャズゆえになかなかハードル高し。
"Gittin' to Know Y'All" Various Artists (MPS)
バーデン・バーデンで開催されたフリー・ジャズ・ミーティングに集った4つのグループによる演奏を集めたオムニバス・アルバム。フリー・ジャズ・ミーティングの名に偽りなく,正調フリー・ジャズばかりが収められているが,最大の聞きものは最も長大なタイトル・トラックだろう。Art Ensemble of Chicagoのメンツと欧州フリー・ジャズ・プレイヤーの合体による演奏はいかにもという響きを持つものだが,Globe Unityを想起させる部分もあった。と言いつつ,Globe Unityのアルバムも久しく聞いていないから単にイメージってことになるかもしれないが...(苦笑)。
それに加えて入っているのがKarin Krog入りのTerje Rypdalグループ,更にKarin Krogの一人多重録音(!),そしてWillem BreukerとJohn Surmanのバスクラ・デュオ(!!)という濃い~面々とあっては,こういう音楽に耐性のないリスナーにとっては相当厳しいだろうと思わざるをえない。まぁ私としてはこれぐらいなら全然問題なしというところではあるものの,プレイバック頻度は極めて低いのも事実。それでもクォリティは維持されており,往時のフリー・ジャズ・シーンはこんな感じだったのねぇという歴史的な資料として星★★★★。
Recorded on December 12-14, 1969
Personnel: The Baden-Baden Free Jazz Orchestra Concucted by Lestrer Bowie<Lester Bowie(tp), Hugh Steinmetz(tp), Hugh Steinmetz(tp), Kenny Wheeler(tp), Albert Mangelsdorf(tb), Eja Thelin(tb), Joseph Jerman(ss), Roscoe Mitchell(as), Alan Skidmore(ts), Heintz Sauer(ts), Gerd Dudek(ts), Bernt Rosengren(ts), John Surman(bs), Willem Breuker(b-cl), Terje Rypdal(g), Dave Burrell(p), Leo Cuypers(prepared-p), Barre Phillips(b), Palle Danielsson(b), Steve McCall(ds), Tony Oxley(ds), Claude Delcloo(ds)>, Terje Rypdal Group<Terje Rypdal(g), Joseph Jerman(fl), Bernt Rosengren(fl, oboe), Karin Krog(vo), Barre Phillips(b), Palle Danielsson(b), Steve McCall(ds), Claude Willem Breuker-John Surman Duo<Willem Breuker(b-cl), John Surman(b-cl)>
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