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2023年12月23日 (土)

久々にMosaic SelectのLiebman~Beirach音源からQuestを聞く。

Mosaic-select-liebman-beirach_20231220134801 "Mosaic Select 12: David Liebman and Richie Beirach"(Mosaic)

このボックスを取り出すのも久しぶりだ。最近はリリースのペースもスロー・ダウンしているMosaicレーベルであるが,以前はかなりの数のアルバム群をリリースしていた。その中のSelectシリーズは明確な編集ポリシーを持ちつつ,比較的地味なミュージシャンのアルバムもリリースしていた。私が保有しているのはこのボックスと,"Pendulum"ボックスのみであるが,どっちもDave LiebmanとRichie Beirach関係ということになる。

このボックスがリリースされたのももはや20年近く前のことになるが,3枚のCDにLookout Farm,二人のデュオ,そしてQuestの音源を収めるというナイスなボックスなのだ。今日はそのうち,Disc 3のQuestを取り上げよう。全5曲のうち,前半2曲が88年ドイツ,後半3曲が91年東京での録音となっている。

メンツは長年固定されたお馴染みのクァルテットだが,相変わらずテンションが高い。後半3曲がレコーディングされた91年の東京と言えば,バブルも末期だったはずだが,そこでの聴衆にこの演奏がどのように受け入れられたかは実に興味深い。その頃,私はNYC在住中で,同じような時期に彼らを見たのはNYCのVisionesのことであったが,その時を思い出させるものがある音源だ。私は経済的には決して楽な状態ではなく(そのせいで自炊が増え,料理が苦にならなくなったが...),バブルに浮かれていた訳ではないから日本の聴衆の反応が興味深いのだ。

いずれにしても,このテンションの高さは,かなりのハイブラウさで迫ってくるから,ヴェニューがどこだったかはわからないが,Pit Innならさておき,こじゃれたクラブでの開催だったとしたら,間違いなくデートには不向きだったはずだ(爆)。

詳しく比較した訳ではないが,おそらくここに収められた音源は,後に"Quest Live 1988 + 1991"にトータル5時間近いダウンロード音源としてリリースされたものの一部と同じと思われる。それにより希少性は下がったかもしれないが,こういうものが媒体として出ていたということは改めて素晴らしいことだったと思わざるをえない。

Personnel: Dave Liebman(ss), Richie Beirach(p), Ron McClure(b), Billy Hart(ds)

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