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2023年11月 2日 (木)

これまた久しぶりに聞いたジョンスコの"Who’s Who?"

Whos-who_20231031103801 "Who’s Who?" John Scofield (Arista Novus)

ECMから新作をリリースしたばかりのジョンスコである。正直なところ,Miles Davisのバンドでの活動を除いて,私がジョンスコことJohn Scofieldの音楽に最初にはまったのは,現在は閉店してしまった高田馬場,マイルストーンで聞いた"Still Warm"であった。そのあまりのカッコよさに次に買ったのが"Electric Outlet"だったと思う。Gramavisionレーベル時代からが,私にとってのジョンスコとの付き合いの始まりだが,その後,Dennis Chambersを擁したバンドでの完全にノックアウトされて,そうなると,Gramavisonレーベル前のアルバムも気になりだすというありがちなパターンで購入した一枚がこのアルバムであった。

このアルバムでは後のGramavisonレーベルでのサウンドに近いところもところどころで聞けるものとなっていて,どちらかと言えばフュージョン寄りのジョンスコってことになる。特にこのアルバムが気になったのはバックを固めるメンツ。2つのバンドから構成されていて,Kenny Kirkland入りのよりフュージョン色が強い曲が4曲,Dave Liebman入りのややジャズ色の強い曲が2曲が収められている。どちらのバンドもそこそこ聞き応えはあると思うが,この2つのバンド構成にはトーンの違いゆえ,プロダクションとしては賛否両論あるかもしれない。それでもLiebman入りの方も,コンベンショナルというよりも,ややフュージョン・ライクなサウンドと言ってもよいので,私は抵抗なく聞けた。

既に十分個性的と言ってもよいかもしれないが,後のジョンスコ節のようなものの炸裂までは行っていないかなというかたち。ということで悪くはないが,まだまだこれからだなって感じでちょっと甘めの星★★★☆ってところ。

Personnel: John Scofield(g), Dave Liebman(ts, ss), Kenny Kirkland(p, el-p, key), Anthony Jackson(b), Eddie Gomez(b), Steve Jordan(ds), Billy Hart(ds), Sammy Figueroa(perc)

本作へのリンクはこちら

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