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2023年10月27日 (金)

Eric Stewartが一時復帰した時期の10CCの東京でのライブ盤。

_20231023_0001 "Alive" 10CC (Polydor)

今でも現役で頑張る10CCで,来年には過去の音源を総括した14枚組のボックス・セットのリリースを控えているのだが,今回紹介するこのライブ音源はそこから洩れているようだ。このライブ盤は"...Meanwhile"で一時期Eric Stewart入りで復活した10CCが日本でレコーディングしたもので,既にそれから30年の時が経過している。この音源が吹き込まれたメルパルクホール東京(郵便貯金会館)も五反田ゆうぽうと(簡易保険ホール)ももはや存在しないことに時の流れを痛感する私である。しかし,来年予定しているツアーではRoyal Albert Hallでのライブも予定されているようで,今でも英国内での人気がうかがえる10CCだ。

私はなんだかんだ言って10CCの音楽って結構好きだと思うが,ポップな感覚と手堅い演奏能力を備えたバンドであったとつくづく思うし,今聞いてもいい曲が揃っていると思ってしまう。このアルバムとて,新しいレパートリーは3曲だけで,往年のヒット曲満載なのはまぁ仕方ないところだろう。異色と言ってよいのはBeatlesナンバー,"Across the Universe"と"Paperback Writer"が含まれていることだが,この再結成前にEric StewartがPaul McCartneyとコラボしていたこともあるだろうし,確実に彼らはBeatlesの影響下にあったであろうことを踏まえれば驚きはないし,結構はまっている。

私が彼らのライブをビルボードライブ東京で観てから8年以上経過しているが,その時にも感じたライブ・バンドとしての矜持をここでも感じることができるのがいいし,往年の名曲ではまたまたついつい一緒に歌ってしまった私であった(爆)。懐メロと言ってはいけないが,若かりし頃の同時代感を改めて感じさせてくれたライブ盤であった。星★★★★。

Recorded Live at メルパルク東京ホール on March 22 and at 五反田ゆうぽうと on March 24,1993

Personnel: Eric Stewart(vo, g, key), Graham Gouldman(vo, Stephen b, g), Rick Fenn(g, b, vo), Stewart Tosh(perc, ds, vo), Stephen Pigott(key), Gary Wallis(ds)

本作へのリンクはこちら

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ロック」カテゴリの記事

コメント

10CC、大好きです!洋楽史に名を残した佳曲「アイム・ノット・イン・ラヴ」が何と言っても有名ですが、小生は「恋人たちのこと」が最も愛する双璧の名曲です。そして「愛ゆえに」「フォー・ユーアンドアイ」の素晴らしいです。これらは職人技的なヒットメーカエリック&グレアム中心のメンバーのイメージが強いですが、独特な音色を模索する未来派(ケヴィン&ロル)側の曲ももっと探求すべきだったと今反省しております。彼らが生み出した数々の名曲は短い期間の閃光ではあったものの、今も燦然とロック史に輝き続けていますね。
(PS)1984年全米NO1に輝き世界的な人気を博した「アーハ」特集を公開いたしました。「テイク・オン・ミー」など80年代の懐かしきヒット曲が続々登場します。

ローリングウエストさん,こんにちは。

>10CC、大好きです!

そうですよねぇ。嫌いな人はいないでしょうね(笑)。いいバンドですし,しかも現役。

>これらは職人技的なヒットメーカエリック&グレアム中心のメンバーのイメージが強いですが、独特な音色を模索する未来派(ケヴィン&ロル)側の曲ももっと探求すべきだったと今反省しております。

私はMercury時代のアルバムのボックスを持っていますが,4人でやっていた音源はより個性的な気がします。

>彼らが生み出した数々の名曲は短い期間の閃光ではあったものの、今も燦然とロック史に輝き続けていますね。

現代でも十分通用するでしょうね。

>(PS)1984年全米NO1に輝き世界的な人気を博した「アーハ」特集を公開いたしました。

a-haって007の主題歌も歌ってましたよねぇ。まぁ私の中では“Take on Me“になっちゃいますが。追ってお邪魔します。

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