SF Jazz Collective@Blue Note東京参戦記。

クリポタことChris Potterが現在音楽監督を務めるSF Jazz Collectiveが来日するとあって,Blue Note東京に駆け付けた。SF Jazz Collectiveは流動的なメンバーによる活動を2004年以来行ってきており,クリポタが音楽監督になったのは2021年からのはずだ。メンツは超豪華って感じではないものの,実力者揃いであることは間違いない。もちろん私のねらいはクリポタではあるが,Kendrick Scottも推しているミュージシャンなだけに期待も大きかった。それゆえ財布には痛いが,1st,2nd通しでの参戦となった。
1stはSF Jazz Collectiveの結成20周年を記念した7部構成の新曲の組曲を演奏し,2ndは過去の偉人にオマージュした曲の数々という構成は,1st,2ndで同じ構成でやるミュージシャンも多い中,SF Jazz Collectiveの取り組みを知らしめるという意義も大きかった。演奏はそれぞれ楽しめたが,やはりクリポタのソロは実に強力であった。また,クリポタに限らず,各人のソロも聞きどころが多く,レベルの高さを感じてしまったのであった。バンドの特性上,クリポタ以外のミュージシャンにもソロ・スペースが与えられる中,ここはバンドとしての演奏を楽しむべきだと感じたが,そうした中で全編に渡ってバンドをドライブし続けたKendrick Scottが実によかった。
曲としては2ndでやった"In a Silent Way"と"Directions"の組み合わせは悶絶ものであった。あれは反則と言ってもよく,特に"Directions"のパートで私はもちろんだが,聴衆は燃えに燃えたはずだ。とにもかくにも大いに楽しめた一夜であった。
ライブ参戦前にはこのメンツで吹き込んでいたライブ音源を聞いて予習はしていたが,その音源がSF Jazzのサイトでは媒体が売られていることがわかっていて,現地で売っているかもしれないと思っていたら,案の定だったので,すかさず開演前にゲットした私である。本国から飛ばすのよりおそらく安価で入手できたのは嬉しかった。演奏があまりによかったので,Tシャツまで買って更に大散財してしまったのであった。でもよくよく見れば,サイトで買うよりこっちも安かった。因みに媒体は21年版が5,000枚限定,22年版が500枚限定のようだ。こういうところにストリーミングへの移行が進んでいるのを感じてしまう。
尚,上の写真はSF Jazzのサイトから,下の写真はBlue Note東京のサイトから拝借。
Live at Blue Note東京 on October 17,2023, 1st/2ndセット
Personnel: Chris Potter(music director, ts, ss), David Sánchez(ts, perc), Mike Rodriguez(tp, fl-h), Warren Wolf(vib), Edward Simon(p, key), Matt Brewer(b), Kendrick Scott(ds)

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