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2023年10月23日 (月)

更にCarla Bleyを偲んで。

_20231020_0001 "Dreams So Real" Gary Burton (ECM)

亡くなったCarla Bleyを偲ぶのであれば,彼女のアルバムを聞くのももちろんいいのだが,作曲家としてのCarla Bleyの業績を振り返るべく聞いたのがこのアルバム。

本作がレコーディングされたのが1975年12月,リリースはその翌年であるから,私が初めてCarla Bleyを聞くことになるのはそれよりずっと後のことであった。Carla Bleyに「怖い」というイメージを持つに至った私ではあるが,それよりずっと前に,ここに収められたような曲を書いていたということを知れば,個人の持つイメージで判断することがいかに危険かということがわかる。

冒頭のタイトル・トラックからして,Gary Burton Quintetの演奏の響きと相まって,夢見心地になるような美しい曲である。確かに2曲目の"Ictus~Syndrome"の前半や,5曲目の"Doctor"等にはややアブストラクトな響きも感じられる。しかし,全体を通しては基本的に美しい曲が並んでいて,こういうのから聞いていれば,Carla Bleyの印象は違うものになっていたはずだ。

ここに収められている曲を,例えばCarla Bley Big Bandの演奏と比べると,Carla Bleyの音楽が持つ多様性が際立つように思える。以前,このブログで取り上げたホリデイ・アルバム,"Jazz to the World"では,Michael Franksが歌う"Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!"のバックでピアノを弾いているのがCarla Bleyなのには驚いたことがあるが,実に多才な,そして活動の枠にとらわれない人であった。改めてではあるが,惜しい人を亡くしたと思う。

Recorded in December, 1975

Personnel: Gary Burton(vib), Mick Goodrick(g), Pat Metheny(g), Steve Swallow(b), Bob Moses(ds)

本作へのリンクはこちら

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