改めて聞いても実に面白いReichの"Drumming"。
"Drumming" Steve Reich & Musicians (Deutsche Grammophon)
このディスクに収められたPart 1~4から成る"Drumming"は演奏時間が80分を超える大作だが,パーカッション・アンサンブルだけのPart 1の演奏は,普通の人にとってはなかなかハードルが高い音楽だと思う。一方,私のようなSteve Reich好きにとっては,この微妙にリズムがずれていくミニマルな感覚が心地よくさえ思えてしまうのだ。それでもPart 2 に転じてマリンバでの演奏になると,いかにもReich的なサウンドと言うべき響きに更に心地よさが増す。
この2枚組には"Drumming"に加えて"Six Pianos"と"Music for Mallet Instruments, Voices and Organ"も併録されており,全編を聞き通すには2時間以上を要するので,なかなかプレイバック頻度は高まらないのも事実だ。しかし,久々に聞いてみて,ミニマル音楽の「聴き流し」の快感を覚えた私であった。仕事の邪魔には一切ならないところはアンビエントと言ってもよい。いずれにしても,やっぱり私はReichの音楽が好きなのねぇと再確認。
因みに"Drumming"は,Nonesuchレーベルからもリリースされているが,そちらでは演奏時間が57分弱と大幅に短くなっているのはどういう訳かはわからない(CD1枚に収録するため説もあり)。まぁそっちも"Phases"というボックス・セットに入っているので,そのうち聞いてみることにしよう。
本作へのリンクはこちら。
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