Thielemannのブルックナー全集:またも無駄遣いか,はたまた新たな地獄への第一歩か?(笑)
"Bruckner: 11 Symphonies" Christian Thielemann / Wiener Philharmoniker (Sony Classical)
私は遅れてきたブルックナー聞きで,これまでの人生,ほとんどブルックナーとは縁のない生活を送ってきたと言っても過言ではない。そんな私がJochumによる全集を購入したのが2022年4月,そして初の生演奏に触れたのが今年の9月になってからのことである。今後,ブルックナーをどれぐらい聞くかわからないし,Jochumの全集を聞いていればいいのではないかという話もある中,来年はブルックナー生誕200年ということで更なる盛り上がりが期待されるから,新しいのも聞いておくかって感じで購入したのがThielmannとウィーン・フィルによる全集。輸入盤は値段が手ごろだったってのが一番の理由だが,Jochum盤だってまだ全部聞いていないんだから,やはり無駄遣いの誹りは免れないだろうな。
それでもこの全集,単一の指揮者でウィーン・フィルがブルックナーの全集を完成させたことはこれまでなかったらしいし,0番と00番を含む11枚組。しかし,これまで2,3,4,5,8,9番はバラで発売済みのところ,このボックスで解禁が5枚というのはこれまでのディスクを買ってしまった向きからは不満爆発確実だろうな。私は全集が出るまで待っていたというのが正直なところで,こっちは作戦勝ち(笑)。
それはさておき,ディスクを聞けば生も聞きたくなるのが人情ってところで,来年は頻繁に開催されるであろうブルックナーの演奏会に行くとなると,また散財地獄が待っているのか...?まぁ,それもまたよしってことで。
いずれにしても,国内盤と輸入盤の価格差はかなり大きいが,輸入盤でもショップによって,全然値段が違うのはなんでやねん?
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