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2023年9月10日 (日)

Sonny Landrethのアルバムではこれが一番好きかなぁ...。完全に見直した。

_20230909_0001 "Outward Bound" Sonny Landreth (Zoo)

Sonny Landreth,スライド・ギターの名手である。しかし同じスライド・ギターではDerek Trucksの陰に隠れてしまって,どうしてもメジャーにはならない。しかし,John Hiattのバック等で聞かせるギターを聞けば,この人が凄いギタリストだということはわかるはずだ。そして,リーダー作も結構出しているが,決定的な作品がないというのが私の印象だ。長年やっているこのブログでも,彼のアルバムは"From the Reach"しか取り上げていない。ほかにもアルバムを保有しているにもかかわらずだ。これがミュージシャンズ・ミュージシャンの限界という気もするが,そんなSonny Landrethのアルバムで,多分私が最初に買ったのが本作だったはずである。

そしてこれを久しぶりに聞いてみると,かなり印象が違う。冒頭から強烈なギターが聞こえてきて,これはいいと思える。"From the Reach"は多彩かつ豪華なゲストを迎えて制作されていたのに対し,このアルバムは基本フォーマットがJohn Hiattのバックを務めたThe Gonersのメンツで固められており,基本はギター・トリオとしたところが成功の要因だと思える。ゲストもJohn Hiattは入っているが,ゲストは控え目にして,Gonersとしての感覚を出しているところがまとまりがあっていいのだ。また,ここで聞かれるSonny Landrethのスライドの技には相変わらずぞくぞくさせられる。

やっている音楽に比べると,ヴォーカリストとしてはテナー・ヴォイスなので,若干線が細くも感じられるが,それを補って余りあるギターの技である。まさにアメリカン・ロックの良さを感じさせてくれる。今までつれない扱いをしてきたこのアルバムだが,今回の再聴を契機に格納場所を格上げしよう(笑)。曲のクォリティにはばらつきがあるが,反省も込めて少々甘いと思いつつ星★★★★☆としよう。

Personnel: Sonny Landreth(vo, g), David Ranson(b), Kenneth Blevins(ds), John Hiatt(vo, g), Steve Conn(org, accor), Sue Medley(vo), Marce Lacouture(vo)

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