「第三の男」:これを本当の傑作と言う。完璧だ。
「第三の男("The Third Man")」(’49,英)
監督: Carol Reed
出演: Joseph Cotton, Valli, Orson Welles, Trevor Howard, Bernard Lee
先日「サムライ」の後に見たのがこの映画である。何も言うことのない不朽の名作であり,私の亡くなった父が度々この映画について話していたのを思い出す。
原作者Graham Greeneが書いたシナリオも素晴らしければ,サスペンスフルなCarol Reedの演出,オスカー受賞も当然と思わせるRobert Kraskerの光と影を駆使した撮影,そしてAnton Karasのチターによる音楽と,全てが素晴らしい。まさに私にとっては完全無欠の映画と言ってよい。
私はこの映画を何度も見ているが,見るたびに感心させられてしまう作品。オープニングからエンディングまでいくつもの印象的なシーンにも満ちた真の傑作。この映画を見ればウィーンという街への憧れも強くなる。星はいくつあっても足りない。
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