なでしこの快進撃に思う。

久々のサッカー・ネタである。出場している選手たちには申し訳ないが,今回のサッカー女子ワールドカップにおけるなでしこジャパンの快進撃を誰が想像しただろうか?
なでしこはグループ・リーグを無失点の3連勝で楽々クリアし,決勝トーナメント1回戦も3-1でノルウェーを退けた。これまでの戦いっぷりを見ていて,堅守からカウンターで得点するというシーンが多いが,見ていて思い出したのが,2018年のワールドカップで,男子日本代表がベルギーに敗れた一戦での最後のベルギーのゴールである。あれぞカウンター中のカウンターという感じで私の記憶に残っているが,今回のなでしこを見ていると,あの一戦で臍を噛む想いをさせられた日本代表と同じ思いを,今回はなでしこが相手チームにさせているのではないかと思えてしまう。特にグループ・リーグで戦ったスペイン代表にとってはショッキングな試合だったはずだ。
それほど堅守速攻という戦術が徹底されていて,かつその戦術が選手交代を行っても一切変わらないというところは,チームとしての意思統一と対応が行われていて,実に立派だと思う。そして私が何より感心してしまうのが,なでしこのゴール決定力である。カウンターで抜け出した得点シーンは,ほぼはずすことなくゴールを決めている。それを象徴するのが宮澤のこれまでの5ゴールということになるだろう。日本と言えば,セットプレーからの得点みたいな印象が強いが,今回のなでしこは明らかに違う。流れの中からゴールを決める精度が違うのだ。こんなことが今までにあったか...と思ってしまうほどの決定力には心底驚いてしまった。
次戦の準々決勝の相手はスウェーデンに決まったが,アメリカ戦でのスウェーデンの戦いぶりを見れば,身長を活かしたヘディング攻撃は注意が必要ながら,スピード感ではアメリカに翻弄され,かつパスの精度も低かった。それを踏まえれば,ロング・フィードのハイボールへの対応と,縦への攻撃からのクロスとセットプレーからのヘディングに注意すれば,今のなでしこなら互角以上に戦える相手だと思う。スウェーデンのGK,Musovicは驚異的な守備を見せたが,日本がこれまで見せてきたカウンターと決定力で,スウェーデン・ゴールを割るところを見たい!8/11の準々決勝は気合いを入れて,なでしこを応援することにしよう。
頑張れ!なでしこ!!
#なでしこジャパン #FIFAWomen'sWorldCup
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