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2023年8月30日 (水)

Irene Kralの"Kral Space"をようやく中古でゲット。

_20230825 "Kral Space" Irene Kral (Catalyst)

ジャズ・ヴォーカルをあまり聞かないと何度も書いている私だが,もちろん全く聞かない訳ではない。しかし,そうした中で例外的に好きなのがIrene Kralと言ってよい。多分,私にはこの人の歌い方と声がフィットするのだろうと思える。だからと言って,私が保有しているのは70年代に入って,復帰してからのアルバムばかりだが,その中で入手出来ていなかったのが本作であった。先日,その中古が出たという通知があったので,すかさずゲットした私である。

本作はピアノ・トリオ+ヴァイブ/パーカッションという4人をバックにしたもので,傑作"Where Is Love?"や"Gentle Rain"のようなピアノとのデュオではないが,どんな編成であっても,やはり私には魅力的に響く歌手であったなぁと本作を聞いても思ってしまった。

そして,有名スタンダードと,あまり知られていない曲が混じっているが,それらの曲もIrene Kralにフィットしていると思わせるもので,自分の個性に合った曲を見つけてくる才能に長けていたと思ってしまう。冒頭の"Wheelers And Dealers"からして,Dave Frishbergのオリジナルってのも,へぇ~と思ってしまうのが普通だろうが,まさに審美眼に溢れると言えばよいものであった。まぁ,このジャケは...と思わない訳ではないが,収められた音楽については,文句も出ない。やはりいい歌手だったなぁと思ってしまう。

Irene Kralの70年代の活動を支えたAlan Broadbentの貢献度も高く,入手できた嬉しさも含めて星★★★★★としてしまおう。

Recorded in June 1977

Personnel: Irene Kral(vo), Alan Broadbent(p), Fred Atwood(b), Nick Ceroli(ds), Emil Richards(vib, perc)  

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コメント

クリント・イーストウッドもアイリーン・クラールがお気に入りでしたね。
「マジソン郡の橋」でも彼女の歌が効果的に使われてましたよね。

セルジオ苺さん,はじめましてですね。コメントありがとうございます。

>クリント・イーストウッドもアイリーン・クラールがお気に入りでしたね。
>「マジソン郡の橋」でも彼女の歌が効果的に使われてましたよね。

私はかなりのEastwoodのファンですが,なぜか「マディソン郡の橋」は未見です。Eastwoodに求める世界との違いのせいかもしれませんが,今度見てみます。Irene Kralが使われているところが,ジャズ好きのEastwoodのセンスの良さって思いたいです。いずれにしても勉強になりました。引き続きよろしくお願いします。

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