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2023年8月22日 (火)

Oregonとオーケストラの共演を改めて聞いた。

Oregon-in-moscow "Oregon in Moscow" Oregon (Intuition)

このアルバムについては,一度このブログで取り上げたことがある。もうそれも15年前のことだ。光陰矢の如しではあるが,久しぶりにこのアルバムを聞いて思ったことを書いてみたい。

私はこのアルバムのオーケストレーションを,Oregonのメンバーが施していることに驚きを隠せなかった訳だが,それについては今回も同じだった。実に真っ当かつ適切なアレンジメントだと言ってよい。だが,聞きようによっては,このオーケストレーションを過剰なものと捉えるリスナーがいても不思議ではない。それは聞く側の嗜好によるものであるから,人それぞれである。

だが,私にとっては,これほどOregonの音楽そのものを壊すことなく,むしろ引き立てると言ってもよいオーケストレーションは,Oregon単体の音楽の魅力を更に倍加させたとさえ感じられる。作曲者によるオーケストレーションだけに,やはりどうすべきかが「わかっている」ということだろうと思う。

Oregonの音楽はある意味室内楽的な部分があると言ってもよいが,それとオケの共演は実に素晴らしいものだったと改めて思った傑作音源。まぁこれをジャズと捉えていいのかについては議論のあるところとは思うが,やはり私はこのアルバムは高く評価するべきだと思う。星★★★★★。ジャンルを気にせず音楽を聞けるリスナーには心地よく響くはずだ。

Recorded in June, 1999 in Moscow

Personnel: Ralph Towner(g, p, synth), Paul McCandless(oboe, eng-horn, ss, b-cl), Glen Moore(b), Mark Walker(ds, perc), with Tchaikovsky Symphony Orchestra of Moscow conducted by George Garanian

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