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2023年7月 2日 (日)

今度は山田和樹が振るバーミンガム市響をサントリー・ホールで聞いた。

Photo_20230702073901

私がクラシックのコンサートに足を運ぶ頻度は,ジャズやロックに比べれば低い方だが,先日のCharles Dutoitが振った新日本フィルから間もない6/30に,山田和樹率いるバーミンガム市交響楽団を聞きに,またもサントリー・ホールに出掛けてきた。

今回,当初は全然行く気はなかったのだが,直前割みたいなかたちで¥2,500ディスカウントされていたので,急遽の参戦みたいになった。プログラムも今年生誕150年とあって,やたらに演奏されるラフマニノフの交響曲2番に,樫本大進をソリストとするブラームスのヴァイオリン協奏曲というなかなか魅力的なものであったことも理由と言ってよい。

第一部のブラームスでは樫本大進のヴァイオリンの響きが魅力的であったが,オケとの親和性はどうかなぁって感じていた。特に私が違和感をおぼえていたのが,ヴァイオリン,ヴィオラ・セクションの響きのイマイチ感か。まぁ英国のオケにありがちな,金管,木管が勝ってしまう感じと言えばいいだろうか。だからこそ樫本大進のヴァイオリンが引き立つ結果になるのだが...。

第二部のラフマニノフでもチェロ,コントラバスはいい感じだったのだが,やはりヴァイオリン,ヴィオラの響きに透明感がないように思えた。曲が曲だけに,別にあまりこだわる必要はないと言えばないのだが,コンサートを通じてそうした感覚は消えず,これなら先日の新日本フィルの弦の方が圧倒的によかったとさえ思ってしまったぐらいである。まぁ,そうは言ってもドラマチックでロマンチックな曲想を持つラフマニノフのこの交響曲2番は,ダイナミズムを感じさせる演奏で楽しめたからよい。山田和樹は完全に踊っているって感じなのも笑えた。前回,山田和樹を見たのは読響との「アルプス交響曲」だったが,あの時はあんなに踊ってなかったよなぁなんて思っていた私である。

Photo_20230702084201 それにしても,演奏開始前に前説みたいな感じで山田和樹がこのオケがどうのこうのと喋っていたが,指揮者が前説のごとく登場するってのは初めて見た(笑)。いずれにしても,今回も客席はほぼ満席で,山田和樹は人気あるねぇと改めて感心してしまった。尚,上掲の写真はネットから拝借。

Live at サントリー・ホール on June 30, 2023

Personnel: 山田和樹(cond),樫本大進(vln),バーミンガム市交響楽団

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コメント

娘がバイオリンやってて、昔 山田和樹指揮でメンデルスゾーンのコンチェルトをソロで弾きました。岡山のジュニアオーケストラで。
将来、日本を代表する指揮者になるだろうビッグな人が若い人の指導のためによくつき合ってくれたよなあと当時でも言ってました。(笑)
サインもらうの忘れた。しまったと。

MRCPさん,こんにちは。

>娘がバイオリンやってて、昔 山田和樹指揮でメンデルスゾーンのコンチェルトをソロで弾きました。

それは素晴らしい経験をされましたね。お嬢さんがヴァイオリニストとして,それだけの力量をお持ちということの証左ですね。

>将来、日本を代表する指揮者になるだろうビッグな人が若い人の指導のためによくつき合ってくれたよなあと当時でも言ってました。(笑)

山田和樹は私は今回が2回目でしたが,コンサート・ホールを満席にする人気ぶりには驚かされます。後進の育成にも熱心なところは立派なものだと思います。各種コンクールでの成績等を見ても日本の音楽教育は水準が高いことは実証されていますが,その一方で地道な取り組みも重要だなと思わされます。

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