2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フォト

2021年のおすすめ作

無料ブログはココログ

« 半日休みを取って見に行ったDavid Hockney展。 | トップページ | 感動...。それ以外の表現が見つからないJoni Mitchellの復活作。 »

2023年7月30日 (日)

"ContoS":酷暑の中でも熱くならない音楽をってことで。

_20230727-2 "ContoS" Paolo Fresu / Furio Di Castri / John Taylor (EGEA)

ここのところの酷暑には正直辟易としているので,こういう時には暑苦しい音楽はどうしても回避したくなってしまう。ということで,今回取り出したのがこのアルバムだが,「冷たい」という感じではないのだが,内省的な響きが多少なりとも環境をクールダウンしてくれる効果があった。

Paolo FresuとFurio Di Castriには"URLO"なんてデュオ・アルバムがあったが,その二人に加わるのがJohn Taylorである。いくら奏者二人がラテン系でも,John Taylorが加わると,ラテン的な感じが抑制されている。そうした響きは昨日取り上げたBrown~Roach Quintetの直球ジャズとは全く異なるものであり,ジャズという音楽の間口の広さを改めて感じてしまう。

全9曲中,三者のオリジナルがFresu:4曲,Di Castri:3曲,Taylor:2曲配置されているが,トーンはほぼ一貫している。内省的ではあっても,メロディ・ラインはしっかりしている曲が多いので,聞きづらいということもなく,私はこの演奏をプレイバックしながら,心地よい時間を過ごしたってところだ。コンベンショナルなジャズを好むリスナーにとっては魅力的とは感じられないかもしれないが,こういうのもありだよなぁと思ってしまう。私が欧州系のジャズに目覚めたのはいくつかの例外を除いて,それこそこのブログを始めて以降みたいな感じだが,それから年月が経過して,私の嗜好も随分変わったなぁと思ってしまった。星★★★★。

Personnel: Paolo Fresu(tp), Furio Di Castri(b), John Taylor(p)

#PaoloFresu #FrioDiCastri #JohnTaylor

« 半日休みを取って見に行ったDavid Hockney展。 | トップページ | 感動...。それ以外の表現が見つからないJoni Mitchellの復活作。 »

ジャズ(2023年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 半日休みを取って見に行ったDavid Hockney展。 | トップページ | 感動...。それ以外の表現が見つからないJoni Mitchellの復活作。 »

Amazon検索ツール

2022年のおすすめ作