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2023年6月26日 (月)

Carla Bleyのライブ盤:Saturday Night Live Bandのようにさえ響くファンキーさ。

_20230620"Live!" Carla Bley (Watt)

かつて「艶奏会」という邦題で国内盤が出たことがあるが,まさに言い得て妙という感じがするアルバムである。Carla Bleyと言えば,ついついJazz Composers OrchestraやLiberation Music Orchestraが思い出されてしまい,敷居が高い(換言すれば怖い:笑)と感じることもある訳だが,Andy Sheppard,Steve Swallowとのトリオ作品は全く印象は異なっていたし,このサンフランシスコにあるGreat American Music Hallでライブ・レコーディングされたこのアルバムも全く小難しいところはなく,例えは変かもしれないが,主題の通り,言わばSaturday Night Live Bandを聞くかのごとき印象を与えるライブ盤となっている。先入観とは恐ろしいと感じざるをえないが,このファンキーなサウンドを聞けば,Carla Bleyの印象は間違いなく変わると思える。

それにしても,各人のソロも粒が揃っているし,聞いていて楽しいライブである。会場にいれば,さぞや盛り上がったであろうと想像してしまうようなアルバム。星★★★★☆。大昔,私はこのブログで彼女の"Heavy Heart"を取り上げたことがある(記事はこちら)が,14年も前の記事なのに,同じようなことを書いている私ってつくづく成長してないねぇと思ってしまった。まぁ,歳だからしょうがないと開き直ろう(爆)。

Recorded Live at the Great American Music Hall on August 19-21, 1981

Personnel: Carla Bley(org, p, glockenspiel), Michael Mantler(tp), Steve Slagle(as), Tony Dagradi(ts), Gary Valente(tb), Vincent Chancey(fr-h), Earl McIntyre(tuba, b-tb), Arturo O'Farrill(p, org), Steve Swallow(b), D. Sharpe(ds)

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