Bruce Cockburn,78歳にしてまだまだいけている。
"O Sun O Moon" Bruce Cockburn (True North)
Gordon Lightfootが亡くなった今,カナディアン・シンガーソングライターとしてはBruce Cockburnの存在感は更に高まるはずだが,そのBruce Cockburnの新作がリリースされた。
そのBruce Cockburnも既に78歳の後期高齢者であるが,歌唱にしても,ギターにしても全然衰えを感じさせないのがまずは素晴らしい。そして,この渋さにはこの手の音楽好きは痺れるに違いない。同じくカナダ出身のColin Lindenのプロダクションもよろしく,ほぼ固定されたバックのメンツの演奏も魅力的であり,ゲストも適材適所という感じでの貢献度も嬉しい。
もはやカナダの人間国宝と言いたくなるようなBruce Cockburn。渋過ぎっちゃ渋過ぎだが,それでも星★★★★☆。1曲インスト曲の"Haiku"ってのが入っていて,「俳句」ってなんでやねん?という感じの曲なのだが,このギターはやっぱりうまい!と思わせる。尚,2枚組LPにはボートラが4曲入っているらしい。そっちを買っておけばよかった,と言っても後の祭り(苦笑)。
しかし,以前仕入れたBruce CockburnのCD8枚組+DVDのアンソロジー"Rumours of Glory"はいつになったら聞くのやら。まぁ,老後の楽しみだな(爆)。
Personnel: Bruce Cockburn(vo, g, dulcimer), Colin Linden(g, vo), Viktor Krauss(b), Gary Craig(ds, perc, glockenspiel), Chris Brown(ds), Jeff Taylor(accor, dulceola), Jim Hoke(marimba, cl, b-cl, sax), Jenny Sheinman(vln), Sarah Jarosz(mandolin, vo), Janice Powers(org), Shawn Colvin(vo), Ann & Rigina McCrary(vo), Buddy Miller(vo), Alison Russell(vo), Susan Agulkark(vo)
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