ブート屋のブログを見ていて,Ralph TownerとGary Peacockデュオのブートレッグを思い出す。
"Wien 2000" Ralph Towner / Gary Peacock (Bootleg)
先日,某ブート屋のブログを見ていたら,この二人の演奏に関する記述があって,そう言えば,以前別の演奏だがこの二人のブートを買ったなぁってことで,久しぶりに聞いてみた。
ジャケからして,ECMからのアルバム"Oracle"をぼやかしたようなデザインもブートらしくて笑えるが,2000年にウィーンで録音されたこの演奏は,おそらくは放送音源であるため,音質的なクォリティも高く,繊細なこの二人のデュオを聞くのにも何の問題もない。演奏される曲は"Oracle"のリリースを受けてのものと思われ,アルバムからのレパートリーも結構やっている。しかも1曲目は"Nardis"で,締めは"I Fall in Love Too Easily"である。悪いはずなし。
ブートとは言え,ここでのGary Peacockのベースを聞いていると,誰かさんのようなアンプで増幅した下品な音とは全く無縁の,ベースの楽器としての本質とも言うべき音で鳴らしているのが素晴らしい。そしてRalph Townerはいつもながらのと言うべきギターである。やっぱりこの人,好きだなぁと改めて思ってしまった。
いずれにしても,ブートレッグの世界は広いよなぁと思うが,一体どれぐらいの人間がこういうのを買ってるんだろうねぇ...(笑)
Recorded Live at Radiokulturhaus, Wien, Austria on January 29, 2000
Personnel: Ralph Towner(g), Gary Peacock(b)
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