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2023年6月 9日 (金)

私が保有する唯一のAstrud Gilberto名義のアルバム。

_20230608 "The Astrud Gilberto Album" Astrud Gilberto (Verve)

亡くなったAstrud Gilbertoを偲んでということで,取り出したのがこのアルバムである。正直言って,歌手としてのAstrud Gilbertoをあまり評価していない私としては,基本Stan Getzとの共演盤しか興味の対象にならないが,唯一の例外として保有しているが本作。

"Getz / Gilberto"がヒットして,急遽制作されたと思しきAstrud Gilbertoの初リーダー作なのだが,まぁ並んでいる曲のよさゆえに保有していてもいいかなぁって感じで購入したはずだ。だからと言って,私が不勉強なだけだが,全部が全部有名曲って訳でもない(と思う)。その一方で,Antônio Carlos Jobimも全面参加というのもポイントになったと思う。付帯している帯を見ると,再発されたのは98年だからもはや四半世紀前だが,それ以来何度プレイバックしたかは正直疑問。

まぁ,ボサ・ノヴァの名曲をAstrud Gilbertoのアンニュイな感じのヴォーカルで歌われれば,雰囲気は出るよなぁと思うし,ここではBud Shankほかのホーンに加えて,ストリングスまで付いてくるってことで,かなり力の入った作りであった。しかもアレンジャーはMarty Paich。さすが策士Creed Taylorである。11曲収録で29分にも満たないというのは,現在の感覚で言えばEPか!って感じでいかにも短いが,Astrud Gilbertoの歌唱を考えれば,この程度が丁度よかったという気もしてくる。

いずれにしても,歌唱や演奏を聞いていると,1960年代半ばという時代を感じさせるが,気楽に聞くには丁度よいってところだろう。尚,アルバムのクレジットにはドラマーの表記がないが,DiscogsによるとLulu Ferreiraらしい。

Recorded on January 27 & 28, 1965

Personnel: Astrud Gilberto(vo), Antônio Carlos Jobim(g, vo), João Donato(p), Joe Mondragon(b), Bud Shank(fl, as), Stu Williamson(tp), Milt Bernhart(tb)

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コメント

ボサノバ界の元祖ヘタウマ 歌謡界にはいくらでもいるような(笑)
アメリカ人が聴くと、ポルトガルなまりのヘタな英語があどけなくてかわいいとか(笑)
音程や発声、発音が完璧で、正しい歌唱だと、親しみがわかないとか、つまらないとか。
まあ、音楽の好みなんて、こんなものだと。

MRCPさん,こんばんは。

>ボサノバ界の元祖ヘタウマ

はい。下手ですね(きっぱり)。

>アメリカ人が聴くと、ポルトガルなまりのヘタな英語があどけなくてかわいいとか(笑)

それは否めませんね。

>まあ、音楽の好みなんて、こんなものだと。

はい。人それぞれです。Astrud Gilbertoに限れば,既に書いた通り私の好みではありません。

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