いくつになってもキュートなSusanna Hoffsの新作カヴァー・アルバム。
"The Deep End" Susanna Hoffs (Baroque Folk)
私にとって,いくつになってもミニスカはいて,キュートな歌声を聞かせるということでは,日本なら森高千里,アメリカならSusanna Hoffsってことになる。どっちも好きだ(きっぱり)。このブログでも,Susanna HoffsについてはBanglesとしての"Sweetheart of the Sun",ソロ・アルバム"Someday",そしてMatthew Sweetとの"Under the Cover"シリーズ等を取り上げてきたが,その可愛さには何年経っても癒される。
前作"Bright Lights"もカヴァー・アルバムだったらしいが,フィジカルでのリリースが行われていなかったので,本作のリリースを知るまでは全く認識していなかったのだから,私もいい加減なものだ。しかし,本作は現物がリリースされたので,早速入手して聴いたが,相変わらずのキュートさには心底参ってしまう。本作も冒頭のRolling Stonesの"Under My Thumb"から,私は萌え~となってしまったのであった(笑)。
やっている曲は新旧取り混ぜてのもので,この目配り具合って凄いなぁと思う。私は不勉強にして全然知らない曲も含まれているが,私にとってはSusanna Hoffsの声で歌われればそれでOKである。名匠Peter Asherのプロデュース,更にはLedisiまでコーラスで参加したバックの演奏も適切で,実に聞き心地のよいポップ・アルバムとなっていて,やっぱり好きだ。Susanna Hoffsが私より年上だというのが全く信じがたい瑞々しさを堪能した。ということで,ついつい星も甘くなり星★★★★☆にしてしまおう。
Personnel: Susanna Hoffs(vo, tambourine, clap), Waddy Wachtel(g), Dan Dougmore(pedal steel g), Danny Kortchmar(g), Peter Asher(g, perc, clap, vo), Albert Lee(g), Jeff Alan Ross(p, el-p, key, org, harpsichord, g, vib, glockenspiel, clap), Dillon Margolis(org, clap), Leland Sklar(b), Russ Kunkel(ds, perc), Abe Rounds(ds), John Jorgensen(mandolin, cl, bassoon), Thomas Wooten(tp), Steve Aho(timpani, strings-arr), Ledisi(vo), Bill Cinque(vo), Matthew Sheeran(strings-arr)
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