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2023年5月19日 (金)

スウェーデン・ジャズ・オールスターズ@Cotton Club参戦記。

Swedish-jazz-all-stars-2現在,スウェーデンの独立500年を祝う音楽イベントとして「スウェーデン・ジャズ・ウィーク 2023」が開催されているが,そこに参加する3つのバンドが一堂に会するライブがCotton Clubで行われたので,観に行ってきた。

Blue Note東京でもそうだったのだが,振り返ってみると,コロナ禍によりCotton Clubに行くのも実に久しぶりで,前回は2020年1月のWayne Krantzのライブに行って以来だから,既に3年半近くの時間が経過している。昨今のライブは,コロナ禍の渇望感ゆえか,非常に客入りがいいが,今回もほぼフルハウスと思えた。聴衆にはイベントを共催するスウェーデン大使館員と思しき人々もちらほら(大使自身も来ていたようだ)。

今回は来日しているメンバーが全員出演ということで,各々のグループが3曲程度披露というライブとなったが,その本質は各グループが単独で出演するライブに接する必要はあると思えるが,そうした中でもLars Janssonのトリオの魅力は突出していたと言ってよい。私は1stと2ndを通しで聞いたが,曲はほぼ同じで,2ndではアンコール的に各バンドからのピックアップ・メンバー(Janssonトリオのリズム,Ulf Wakenius, Isabella Lundgren, Björn Arkö,そしてCarl Bagge)で"Dear Old Stockholm"をやって締めた。

面白かったのがUlf Wakeniusのバンドでテナーを吹いていたBjörn Arköである。私は彼を昨年,赤坂のVirtuosoで行われた"Mike Stern Night"(マイキー本人が出た訳ではない:笑)で観ている(その時の記事はこちら)。その時もMichael Brecker的なフレージングを炸裂させていたが,今回のコンベンショナルなバンドの中でも,繰り出すフレージングは相変わらずMichael Breckerみたいであった。本来,ここには新潟在住のOve Ingemarssonが入る予定だったらしいが,ご一緒した事情通(笑)によると,どこかを悪くしているらしく,Björn Arköがトラで入ったということのようだ。

そして感心したのが,どのバンドにおいても,リズム隊のクォリティが高く,それだけでスウェーデン・ジャズのレベルの高さを証明したようなものである。いずれにしても,非常に楽しめるライブであったことは間違いなく,これで私は本命のLars Jansson Trio@Body And Soulへの臨戦態勢が整った。その演奏が実に楽しみである。

Live at Cotton Club on May 17,2023

Personnel: <Ulf Wakenius Group>Ulf Wakenius(g), Björn Arkö(ts), Hans Backenroth(b), Calle Rasmusson(ds), 

<Isabella Lundgren & Her Trio>Isabella Lundgren(vo), Daniel Fredriksson(ds), Carl Bagge(p), Niklas Fernqvist(b),

<Lars Jansson Trio>Lars Jansson(p), Thomas Fonnesbaek(b), Paul Svanberg(ds)

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コメント

閣下、ご一緒していただき 大変にありがたかったです。🙏

やっぱり、ヤンソンは別格でしたね。
もう 涙目でした…


Suzuckさん,こんにちは。

>閣下、ご一緒していただき 大変にありがたかったです。🙏

こちらこそありがとうございました。楽しかったですね。

>やっぱり、ヤンソンは別格でしたね。
>もう 涙目でした…

はい。それぞれのバンドは聞きどころはあったとは言え,Lars Janssonのトリオのクォリティは突出していました。また是非ご一緒致しましょう。

閣下、リンクもありがとうございました。m(_ _)m
また、ぜひ!

私もURLを置いていきます。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-97a22d.html

Suzuckさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

この度はいろいろお世話になりました。またの機会をお待ちしております。

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