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2023年5月 4日 (木)

GW中に劇場で観た映画の2本目は「聖地には蜘蛛が巣を張る」。この映画の集客力に驚いた。

Holy-spide 「聖地には蜘蛛が巣を張る("Holy Spider")」(’22,デンマーク/独/仏/伊/スウェーデン/ヨルダン)

監督:Ali Abassi

出演:Zar Amir-Ebrahimi, Mehdi Bajestani, Arash Ashtiani, Forouzan Jamshidnejad

何ともユニークなタイトルのこの映画をGW劇場通いの2本目として選んだのだが,私が行ったのが1日で,料金が安い日だったからなのか,既に多くの人が休みだったからなのかわからないが,劇場には想像以上に観客が入っていて驚いてしまった。フルハウスとは言わないが,8割ぐらいは埋まっていたと思う。

イランの聖地,マシュハドで起きた連続殺人を題材にした犯罪映画なのだが,イラン本国にも「キラー・スパイダー」という映画があって,そちらも同じ題材を描いているようだ。だが,こちらはイラン国外から描いているから,イランからすれば,気に入らないところもあるかもしれない。よって,ロケーションもイランではなく,ヨルダンで行われたのも当然だろうし,そもそも主演のZar Amir-Ebrahimiはイランからフランスに亡命しているのだから,イランで撮れる訳がない。

それにしても,実際にこんな事件があって,更には犯人が英雄視されるようなことがあったとすれば,大衆の心理ってのは恐ろしいと思わざるを得ないと思わされる映画である。そしてこの映画のラスト・シーンには戦慄すら覚えるというのが正直なところである。これには本当にいろいろ考えさせられてしまった。星★★★★。

繰り返しになるが,このようなある意味陰惨な映画がこれだけ集客力があるというのに驚いてしまった私である。ついでに言っておけば,休日に見るにはあまり適切ではないし,ましてや私には関係ないとは言えデートには絶対向かないな(爆)。

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