オルタネイト版を聞くと,リリース版のクォリティの高さを実感するFleetwood Macの「噂」。
"Rumours" Fleetwood Mac (Warner Brothers)
最近,ストリーミングで70年代ロックとか,クラシック・ロックのランダム・プレイを聞いていると,このアルバムの曲に出くわすことが多い。Fleetwood Mac最大のヒット作にして,傑作という評価はゆるぎないものと思うが,聞けば聞くほど,それぞれの曲のクォリティの高さに驚かされる。
そこで,このアルバムのオルタネイト版(ボックスで仕入れたものの一枚)を聞いてみたのだが,やはりデモ・テイクや別テイクは,リリースされたバージョンと比べると,改善の余地が多々あると感じさせるものとなっている。完成テイクに近い出来の曲もあるものの,当たり前と言えば,当たり前だが,完成版のテイクは素晴らしくよいということを改めて感じさせられてしまった。やっぱりこれは傑作だったなと思わされた私である。当然星★★★★★。
オルタネイト版はオルタネイト版で,完成テイクとの違いを確かめつつ,彼らがどう改変していったかというのがわかって,面白いのは面白いが,普通のリスナーは手を出さなくてもいいってところだな。ジャケも別テイクってのは凝っているが...。
Personnel: Stevie Nicks(vo), Lindsay Buckingham(g, vo), Christine McVie(key, vo), John McVie(b), Mick Fleetwood(ds)
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