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2023年5月16日 (火)

Joe Henryが素晴らしいプロデュースを行った”I Believe to My Soul”。

I-believe-to-my-soul "I Believe to My Soul" Various Artists (Rhino/Work Song/Hear Music)

私が保有するCDにはステッカーが貼ってあって,そこには"The New Soul Record Done in a Classic Mode"と書いてある。まさにその通りのアルバムと言ってよい。そして,ここで歌うのがAnn Peebles,Billy Preston,Mavis Staples,Irma Thomas,そしてAllen Toussaintという面々である。このメンツを見るだけでも悪いはずがないが,このアルバムの出来は私の期待値をはるかに上回ったと感じたのも懐かしい。Joe Henryのプロデューサーとして手腕を私が実感したのはこのアルバムが最初だったかもしれない2005年のアルバム。

ソウル好きの皆さんからすれば,言いたいこともあるかもしれないが,私のようにソウルにそれほどのめり込んではいないリスナーにとっては,この「いかにも感」がありながら,聞き易いサウンドが実に心地よい。そしてJoe Henryとともに,本作でAllen Toussaintが果たした役割は大きいはずである。Allen Toussaintは4曲で歌うだけでなく,全曲でピアノを弾いており,ホーン・アレンジも施しているから,音楽監督的な役割を果たしていることは間違いないところ。そして,歌手陣の歌いっぷりが実に素晴らしい。このアルバムがブログ開始後にリリースされていたとしたら,間違いなくその年のベスト盤に選出していたこと確実なアルバムである。星★★★★★。

おそらくはこれが縁となって,Joe Henryは後にAllen Toussaintの"Bright Missisippi"と"American Tunes"をプロデュースすることになったと思われるが,それらも素晴らしいアルバムであることを追記しておきたい。

Recorded between June 4-10, 2005

Personnel: Ann Peebles(vo), Billy Preston(vo, el-p, org), Mavis Staples(vo), Irma Thomas(vo), Allen Toussaint(vo, p, arr), Jay Bellrose(ds), Doyle Bramhall II(g), Paul Bryan(b, vo), David Palmer(el-p, org), Chris Bruce(g), The West End Horns<Willie Murrillo(tp), Ray Herrmann(bs, ts), Mark Visher(bs, fl, b-fl)>, Niki Harris(vo), Jean McClain(vo), Don Bryant(vo)

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