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2023年4月18日 (火)

一旦JLFを解散した後の,初のJeff Lorberのソロ・アルバム。

_20230415 "It’s a Fact" Jeff Lorber (Arista)

Jeff Lorberが"Galaxian"で一旦Jeff Lorber Fusion(JLF)を解散して,2010年に"Now’s the Time"で復活させるまでの間は,ソロ名義でのアルバムのリリースが続いたのだが,本作はそのソロ活動の第1作としてリリースされたアルバム。

私はJLFの音楽というのは「中庸の魅力」だと思っていて,ハードになり過ぎず,だからと言ってスムーズ・ジャズにも流れない,丁度塩梅のいいフュージョンを聞かせてくれるグループだと思っている。ではソロになったらどうなのかってことで,このアルバムを久しぶりに聞いてみた。リズム・セクションは固定して,そこにゲストを加えるという構成だったのに今更ながら気がついたが,Nathan East~John Robinsonというのはなかなかに強力なリズム隊である。

はっきり言ってしまえば,JLFよりはかなりポップに響くのは,3曲のヴォーカル曲によるところが大きいとしても,インスト・ナンバーにしても従来よりも若干ソフトさが増しているのは間違いないところ。冒頭の"Tierra Verde"なんかにその傾向が顕著であるが,これは共作者のKenny Gのせいか?って感じである。一方,2曲目のヴォーカル・ナンバーである"Full Moon"はTom Browneが共作者に名を連ねているが,GRPレーベル時代のTom Browneの感じが出ているような気がする。ここでリード・ヴォーカルの一翼を担うのが,SantanaにいたGreg Walkerってのはちょいと意外であった。

Jeff Lorberのオリジナル"Delevance"なんかを聞いていると,あぁ,こういう感じってJeff Lorberだよなぁなんて思わせるのも微笑ましいが,アルバム全体としては,特に破綻はないし,聞き流すには丁度いいってところ。それでもこれを聞くならJLFを聞くってのが正直なところ。まぁ,それでもRonnie Lawsオリジナルの"Always There"とかは好きだが,星★★★ぐらい。

それにしても,中古盤に無茶苦茶な値付けがされているなぁ(苦笑)。

Personnel: Jeff Lorber(key), Marlon McClain(g), Nathan East(b), John Robinson(ds) with Greg Walker(vo), Arnold McCuller(vo), Silvia St. James(vo), Lynn Davis(vo), Kenny Gorelick(ts, ss, fl), Paulinho Da Costa(perc), Tom Browne(tp, fl-h), Pat Kelly(g)

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