Rosalio Giuliani Quartet@イタリア文化会館参戦記。

去る2023年4月14日に武蔵野スイングホールで,アフタヌーン・ジャズというイベントがあって,このクァルテットに,ハクエイ・キム,Caity Gyorgyというメンツでライブを行ったのだが,金曜の昼時ということもあったし,チケットも早々にソールド・アウトとなって参戦は諦めていた。しかし,このクァルテットだけの無料ライブがイタリア文化会館で開催されることを知り,喜び勇んだものの,あまりに気づくのが遅すぎて,既に予定枚数の申し込みは終了していた。そこでダメモトでキャンセル待ちをしてみたら,何とキャンセルが出て,座席を準備できたという通知が...。ということで,久しぶりに九段下のイタリア文化会館に出向いた。
振り返ってみると,イタリア文化会館に行くのはコロナ前,2019年2月のGiovanni Guidiのソロ・ライブ以来ということで,既に4年以上前のことであるが,こうしてまた同地にて無料ライブを楽しむことができるようになったことを素直に喜びたい。
今回各地で行われているライブのテーマはイタリア関連の映画音楽,かつEnnio MorriconeとNino Rota縛りである。Rosalio GiulianiとアコーディオンのLuciano Biondinは"Cinema Italia"というアルバムを残しているので,基本はその路線踏襲で,演奏した曲については順番がはっきりしないが,「道」,「甘い生活」,「ゴッドファーザー」,「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」,「ニュー・シネマ・パラダイス」,「8 1/2」等のまさに鉄板とでも言うべき曲であったはず。
正直言って,Rosalio Giulianiにとって,これらの曲がぴったりはまっているかというと,彼のソロの鋭いパップ・フィーリング溢れるフレージングからすればちょっと違うかなぁとは思いつつも,Luciano Biondiniのアコーディオンが生み出す哀愁感と相俟って楽しめる演奏だったと思う。更に日本在住らしいPat Glynnのベースが音よし,フレージングよしでびっくり。更にJoe LaBarbelaのドラミングは,既に後期高齢者でありながら全く年齢を感じさせないもので,これまたびっくりであった。
本来は出演予定のなかったはずのCaity Gyorgyは本編での「酒バラ」と,アンコールの"My Favorite Things"で登場して,まだ若いのに,実に達者なスキャットを聞かせて,世の中にはまだまだ凄い人がいるのねぇと思わせた。"My Favorite Things"には椎名豊も加わっての賑々しいエンディングとなったが,これはPat Glynnが結構,椎名豊と演奏していることの縁だろう。
開演前のアナウンスでは演奏時間は70分予定と言っていたが,終わってみれば90分近くやっていたはずで,聴衆の反応にもこのライブの楽しさが表れていたと思う。
尚,甚だ余談であるが,私が九段下のイタリア文化会館に向かう時間帯に,駅からの道すがら,武道館で開催されるEric Claptonのライブに向かう聴衆たちと一緒になってしまって大混雑だったのだが,その平均年齢の高さには思わず笑ってしまった。まぁ,私もClaptonのライブに向かうと思われても仕方ない部類だったが,彼らを横目に更に坂道を上っていたのであった(笑)。
Live at イタリア文化会館 on April 18, 2023
Personnel: Rosalio Giuliani(as),Luciano Biondini(accor), Pat Glynn(b), Joe LaBarbera(ds)+Caity Gyorgy(vo),椎名豊(p)
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