やっぱり観に行ってしまった「シン・仮面ライダー」。
監督:庵野秀明
出演:池松壮亮,浜辺美波,柄本佑,竹野内豊,斎藤工,森山未來,長澤まさみ,西野七瀬
やっぱり観に行ってしまった(笑)。「仮面ライダー」の第1シリーズが放映されたのが1971年,私は小学生であるから,このシリーズに関しては一方ならぬ思い入れがあると言ってもよい。正直言ってV3以降は見ていないが,第1シリーズには島田陽子が出ていたのも懐かしい。
この映画を観ていて,思ったのはTVシリーズのみならず,石ノ森章太郎の原作に対してもオマージュを捧げまくっているってことだろうか。TVerでは庵野秀明セレクションとして,仮面ライダーの第1シリーズの何本かが見られるのだが,そこで改めて見た第1回「怪奇蜘蛛男」を見れば,そのオマージュの細部への「徹底」ぶりが明らかになる。もはやオタクの世界と言ってよいレベルだ。だから,原作やTVの第1シリーズを知っている人間には受けるが,そうした情報を持たない人にはイマイチ受けないということになってしまうのではないか。いずれにしても還暦過ぎのオヤジには確実に受けるネタが満載なのだ。そして,通奏低音のような物語の「暗さ」も原作を反映していると思える。
途中の格闘シーンでの,まるでスパイダーマンを見るかのごときCGには既視感がたっぷりなのはご愛敬だが,エピソードの積み重ねは「シン・ウルトラマン」同様みたいなところがある。そのため,1本の映画として観ると,ストーリーには唐突感があり,シナリオとしてはちょっと弱いかなと思わせる部分があるが,上述のような「ネタ」によって,我々のような年代はそうした弱点を気にしないで済んでしまう。もちろん,オリジナルや原作を知らなくてもそこそこ楽しめるとしても,オリジナルや原作を知っているからこそ楽しんでしまう部分が強いことは否めない。そうした意味も含めて半星オマケで星★★★☆。
それにしても,エンド・クレジットを見ていて,どこに誰が出ているのかを全部把握できないというのは「シン・ゴジラ」と同様だって気がするが,長澤まさみが楽しそうに演技しているのには笑えた。憂いを含んだ感じの浜辺美波もよかったが,彼女たちに比べれば西野七瀬なんてまだまだだな(笑)。
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