"It’s a Beautiful Day":こんな音楽だったか...。随分と印象が違うような気がする。
"It's a Beautiful Day" It's a Beautiful Day (Columbia→TRC)
実に印象的なジャケットを持つこのアルバムを私が入手したのは随分前のことだ。最初聞いた時はピンと来なくて,ずっと放置していたのだが,久しぶりに取り出して聞いてみたら,何とも面白いアルバムだと思ってしまった。これが私の加齢による嗜好の変化か,あるいは前にはちゃんと聞いていなかったのかははっきりしないのだが,全然違和感なく聞けてしまったのにはちょっと驚いてしまった。
フラワー・ムーブメント時代を感じさせるサイケデリックなサウンドと,一部でプログレ的な響きさえ感じさせるインストに乗って来るのが,David LaFlammeの結構甘い声というギャップも面白ければ,時代を感じさせるLinda LaFlammeのコーラスも,懐かしさのようなものを感じてしまうのは,やはり私の年齢ゆえか。
現代の人がこれを聞いたらどう思うのかも興味深いが,それでもこれも時代を感じさせる音楽として今一度聞いてみる価値があった。そして5曲目,"Bombay Calling"を聞けば,この曲が"Child in Time"の元ネタだったということは明らかで,思わずへぇ~となってしまった。Deep Purpleがこういうのに影響されていたってこと自体が驚きでもあった。
因みに,私が保有しているのはドイツのTRCという怪しげなレーベルから出たものゆえに,ジャケもペラペラで丁寧さ皆無。まぁ怪しいレーベルだからしょうがないが。
Personnel: David LaFlamme(vo, vln), Linda LaFlamme(org, p, el-p, celeste,harpsichord), Hal Wagenet(g), Mitchell Holman(b), Val Fuentes(ds), Pattie Santos(vo, perc), Bruce Steinberg(hca)
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