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2023年4月21日 (金)

Mel Torméのライブ盤:保有していることをすっかり失念していたレコード。

Mel-torme-in-tokyo"Mel Tormé in Concert Tokyo" Mel Tormé (Concord)

もはや保有枚数は限定的になってしまったアナログ・レコードのラックを久しぶりに漁っていたら,こんなの持っていたか?って感じで,あぁそう言えば買ったなぁということで取り出したのが本作。Mel Torméのアナログと言えば,"Swings Shubert Alley"は認識していたものの,こっちは久しく聞いていなかったし,保有していることすらほぼ失念していた。

Mel Torméのライブ盤と言えば,1990年の東京のライブ盤をこのブログでも取り上げた(記事はこちら)が,本作も同様に富士通コンコード・ジャズ・フェスティバルの実況盤で,録音は1988年。バブル期絶頂とは言え,それだけの頻度で来日していたことに,Mel Torméの日本での人気,あるいは当時のConcordレーベルとのつながりの深さを感じるが,本盤で伴奏をしているMarty PaichのDek-tetteとは同年"Reunion"というアルバムをConcordに吹き込んでいて,それを受けての来日ってことだろう。しかし,このアライブの段階では,まだそのアルバムはリリースされていなかったようだが。

いやぁ,それにしても楽しいアルバムである。まさに上質なエンタテインメントと言ってよい演奏で,聞いていてワクワクしてしまう感覚を覚えてしまった。バラッドだろうが,スイング・ナンバーだろうが,何でもござれの歌のうまさはここでも健在だし,終盤の"Cotton Tail"では得意のドラムスも聞かせる。そしてバックを務める12人編成のバンドも,それを引き出すMarty Paichのアレンジも素晴らしい。バンドのメンツはいかにもConcord的とも言えるが,私が贔屓にしているGary Fosterの参加も嬉しく,実にいい気分になってしまった。星★★★★★。

ジャズ・ヴォーカルを大して聞かない私ですら,Mel Torméは例外的に好きなようだと改めて気づいてしまい,ついつい"Reunion"を中古で発注したのであった(笑)。

Recorded Live at 簡易保険ホール on December 11, 1988

Personnel: Mel Tormé(vo, ds), Marty Paich(cond, synth), Dan Barrett(tb), Chuck Berghofer(b), Bob Efford(bs), Bob Enevoldsen(v-tb), Allen Farnham(p), Gary Foster(as), Warren Luening(tp), Ken Peplowski(ts, cl), Jim Self(tuba), Jack Sheldon(tp), John Von Ohlen(ds)

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