Tennstedtのベートーヴェンを聞く。
Klaus Tennstedtと言えば,私の中ではマーラーが中心ってことになるのだが,マーラーの全集のほかに,EMIのボックスも保有している。それに加えて,今日久しぶりに聴いたのが,この放送音源を集めたと思しきベートーヴェン交響曲+序曲のボックスである。まぁ,いかにも怪しげなイタリア製のボックスなのだが,ボックスの裏面には"Authorized by Klaus Tennstedt Enthusiasts Society"なんて書いてあるから,マニアにとっては納得の音源ってことになるのかもしれない。
意外なことに,Klaus Tennstedtは公式な録音としてはベートーヴェンの全集は吹き込んでいないらしい。それを補う音源として捉えればいいが,録音時期はまちまちで,一番古いのが1968年,一番新しいのが92年である。今回聞いたのは4番,5番,7番だったが,やはりTennstedtの演奏は燃えるねぇって思わせる。オケもそれぞれニューヨーク・フィル,キール・フィル,ボストン響とバラバラなのだが,オケの違いなんて関係ないよって感じの盛り上がりっぷりが楽しかった。やはりたまにはこういう音源も取り出して聴かないといけないねぇと思った私である。
こうして聴いていると,何だかんだと言って,私ってTennstedt好きなのねぇ(笑)。
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