Jeremy Pelt参加のSmallsにおけるライブ音源。
"Live at Smalls" Jazz Incorporated(Smalls Live)
先日,Jeremy Peltのライブ・アルバムを取り上げたばかりだが,そう言えばJeremy PeltがSmallsでやった演奏があったなぁと思い,前々から聞いてみたかったので,ネットで中古盤をゲットした私である。このアルバムを聞きたいと思ったのは偏にJeremy Peltのワンホーンだからだが,Louis Hayesのような大ベテランとの共演にも興味があった。
端的に言えば,Jeremy Pelt自身のアルバムよりはリラクゼーション感覚が強いのは,Smallsという場所柄,あるいはLouis Hayesに合わせたって感じがしないでもないが,プロデュースにもJeremy Peltは関わっているので,本人の意向も働いているものと思われる。
しかし,そんな演奏でも,Jeremy Peltのラッパの魅力は十分に感じられるし,ピアノ・トリオもいいメンツが揃っているだけにこれは結構楽しめる。そんな中で最後に収められたJeremy Peltのオリジナル"Shout"はタイトルに偽りなく,ブルージーな中にも熱いJeremy Peltのラッパが聞けて,これにはついつい身体が動いてしまうし,聴衆の反応もヴィヴィッドなのにも頷ける。
まぁ,このシリーズのほかのアルバム同様,音はイマイチなのは惜しいが,それでも演奏としては十分に楽しめてしまう,Smalls Liveらしい演奏。星★★★★。
Recorded Live at Smalls on August 27 & 28,2010
Personnel: Jeremy Pelt(tp), Anthony Wonsey(p), Dezron Douglas(b), Lous Hayes(ds)
« 追悼,Bobby Caldwell。 | トップページ | 雨の日には現代音楽なのだ(笑)。 »
「ジャズ(2023年の記事)」カテゴリの記事
- Ralph Townerの新作が届く。実に素晴らしい。(2023.03.20)
- Cedar Waltonの"Pit Inn":こういうアルバムはついつい酒が進んでしまう...(笑)。(2023.03.21)
- 素晴らしいメンツによる北川潔のリーダー作。(2023.03.22)
- Jeremy Pelt参加のSmallsにおけるライブ音源。(2023.03.18)
- これもアップしていなかったってことで,Jeremy Peltのライブ盤。(2023.03.16)
コメント