Nate Smith+Kinfolk@Blue Note東京参戦記

クリポタ以来のBlue Note東京でのライブはNate Smithと彼のバンド,Kinfolkであった。私は何度かNate Smithのライブを観ているが,クリポタのUndergroundさえフルハウスにならなかったことを考えると,今回も集客が心配だったのだが,何のことはない。月曜日の1stセットからソールド・アウトの大盛況であった。
演奏はNate Smithらしいタイトなドラミングを堪能できただけでなく,アルト/ソプラノのJaleel Shawのブロウ,更にはヴォーカルのAmma Whattの歌唱も素晴らしく,演奏を堪能した私であった。亡きRoy HargroveのRh Factorと同様のノリで,Rh Factorを継げるのはこのバンドではないかと思ったぐらいである。
基本コンテンポラリーな演奏が続く中で,私が最も感銘を受けたのが,先日亡くなったWayne Shorterの"Yes or No"であった。トリビュートする気持ちが強く表れた演奏は,正調4ビートではあったが,このバンドのポテンシャルも感じさせるものだったと思う。ほかの曲でも"Footprints"のフレーズを交えたりと,改めてWayne Shorterのジャズ界における偉大さも痛感したのであった。
残念だったのは,私がギターのBrad Allen Williamsの前に座っていたこともあるかもしれないが,ギターの音が目立ち過ぎで,せっかくのJaleel Shawの音がよく聞こえないバランスの悪さであった。しかもこのバンドで一番いけていないのがこのBrad Allen Williamsというのにはう~むとなってしまった私である。それを除けば,このライブは十分に楽しめたし,Nate Smithのリーダーとしての才覚も十分感じられた好ライブであった。
Live at Blue Note東京 on March 6, 2023, 1st Set
Personnel: Nate Smith(ds), Jaleel Shaw(as, ss), Brad Allen Williams(g), Fima Ephron(b), 大林武司(p, el-p), Amma Whatt(vo)
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