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2023年2月25日 (土)

父の遺品から今日は"For Musicians Only"。

For-musicians-only"For Musicians Only" Dizzy Gillespie / Stan Getz / Sonny Stitt(Verve)

後のPabloレーベルでもいろいろなミュージシャンのセッション・アルバムを制作したNorman Granzであるが,Verve時代にもそういう感じのアルバムがあった。と言うよりJ.A.T.P.からそうだったと言えばその通りだが,所謂オールスター・ジャムのアルバムである。

そもそもこのアルバムは父の遺品の一枚なのだが,晩年になってジャズに目覚めた父に,私が見繕ってCDを3枚贈るのが恒例になっていて,多分はこれはその一枚だったように記憶する。父が世を去って20年以上が経過した今,私の記憶も曖昧になる訳だ(苦笑)。

それはさておき,Charlie Parker直系と言ってよいSonny StittがDizzy Gillespieと共演するのはわかるが,そこに加わるのがStan Getzというのは意外と言えば意外な組み合わせ。そうは言っても,"Diz & Getz"のようなアルバムもあるので,これが初共演という訳ではないが...。

まぁ,これだけの実力者の集まりによるジャム・セッションなので,おかしなことにはならない。フロント3人による名人芸を楽しめばというのが正直なところで,アルバムとしての深みのようなものを求めるべきではない。アルバムの性格からして,フロント3人に比べると,バックの面々はソロ・スペースも限定的なのは,メンツからすればもったいないような気もするが,まぁこの手のアルバムでは仕方がないところだろう。

50年代ジャズの雰囲気を味わうにはいいかなぁと思えるが,アルバムとして基本的にアップ・テンポ主体なのは仕方ないとしても,折角ならバラッドを1曲ぐらい入れてもよかったんじゃない?と言いたくなる私である。まぁ,”Lover Come Back to Me"のテーマ部分で,Dizzy Gillespieはゆったり吹いているとは言え,Stan GetzとSonny Stittのソロはまた速くなってしまうしねぇ...。それでもジャズの王道みたいな雰囲気で半星オマケで星★★★★。このテンポを支えるRay Brownはさぞ大変だったろうなぁ(笑)。

Recorded on October 16, 1956

Personnel: Dizzy Gillespie(tp), Stan Getz(ts), Sonny Stitt(as), Joh Lewis(p), Herb Ellis(g), Ray Brown(b), Stan Levey(ds)

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