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2023年1月12日 (木)

Mel Torméの歌のうまさに触れる。

_20230111"Recorded Live at the Fujitsu-Concord Jazz Festival in Japan '90" Mel Tormé(Concord)

何度も書いていることだが,私はジャズ・ヴォーカルのよい聞き手ではない。保有しているアルバムも限定的なのだが,男性ヴォーカルになると更に少ない中で,例外的に複数のアルバムを保有しているのはMel Torméぐらいのものである。

このアルバムはそのMel Torméが来日して,今はなき五反田簡易保険ホールで行ったライブをレコーディングしたものである。このアルバムがレコーディングされたのは1990年というバブル経済末期であり,当時は「企業メセナ」ばやりの中でいろいろなイベントへ企業が協賛しており,このイベントのスポンサーはタイトルにもある通り富士通であった。

このイベントが開催された時には,私は既にNYCに渡っていたので,ライブそのものについては知る由もなかったが,どうしてこれを買う気になったかは全く記憶にない。しかし,Mel Torméだったからって気がするから,Mel Torméについては例外的に好きなんだろうと思う。

改めてこのアルバムを聞いてみると,ライブならではのところもあるだろうが,Mel Torméの歌にはアドリブが多く,ジャズ的なフレイヴァーが強いところが魅力的に響く。そして,当たり前のことだが歌が無茶苦茶うまいのだ。基本的にはピアノ・トリオをバックに歌う"Star Dust"ではFrank Wessのテナーが加わるのに加え,後半の3曲ではFrank Wess Orchestraとの共演が収められていて,フェスティバルらしく華やかさを以て盛り上げている。また,"Swingin’ the Blues"ではMel Torméが達者なドラムスを聞かせ,アンコール的な"New York State of Mind"では歌詞もアドリブで変えて締めくくるのも楽しい。

これこそエンタテインメントだよなぁと感じさせる一流の芸である。星★★★★★。生で観たかった...。

Recorded Live at 五反田簡易保険ホール on November 11, 1990

Personnel: Mel Tormé(vo, ds), John Campbell(p), Bob Maize(b), Donny Osborne(ds), Frank Wess(ts), Snooky Young(tp), Ron Tooley(tp), Pete Minger(tp), Joe Newman(tp), Art Baron(tb), Glover Mitchell(tb), Dennis Wilson(tb), Doug Purviance((tb), Curtis Peagler(as), Billy Mitchell(ts), Arthur "Babe" Clarke(bs), Ted Dumber(g)

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