今更ながらLittle Featの音楽に触れる。
"Rad Gumbo: The Complete Warner Bros. Years 1971-1990" Little Feat(Warner Brothers/Rhino)
私は決してLittle Featのいいリスナーではなかった。もちろん,全然聴いていない訳ではない。しかし,アメリカン・ロック好きのくせに,真っ当に聞いたのは"Dixie Chicken"と"Waiting for Columbus"ぐらいではなかったか。Lowell Georgeのスライドのプレイは,ほかのミュージシャンのアルバムでも結構聞いていたからまぁいいやと思っていたのではないかとも考えられるが,ストリーミングで彼らのアルバムを聞いていると,結構なフィット感を覚えて,改めて聴いてもいいのではないかと思ってしまった。やはりアメリカン・ロック好きにはぐいぐいと訴求してくるのだ。
そんな私が,Little FeatのWarner時代の音源を集成したボックスがあると知って,う~む,これは欲しいかななんて思ってしまったのだが,いかんせん中古でも無茶苦茶な値段がついている。なので,オークション・サイトを見ていたらまぁまぁ手頃な価格で出ていたので,ついつい入札,そしてゲットとなった。
タイトル通り,このボックスは71年から90年のアルバムから構成されているが,Lowell Georgeの死後のアルバムも含まれている。そこに加わっているのはPure Prairie LeagueやAmerican Flyerでのアルバムでも知られるCraig Fullerであった。Craig FullerについてはEric Kazとの双頭作"Craig Fuller Eric Kaz"も好きな私(それに関する記事はこちら)だから,Lowell George亡き後の音源にも期待してのことである。
いかんせん枚数が多いので,ゆっくり時間を掛けて聞くことになるだろうが,これは絶対にいい買い物だったと思いたい。今更何言ってんの?と言われれば返す言葉はないが,温故知新なのだ。これから暫くはLittle Featを浴びることにしよう(笑)。
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