新年を穏やかにバッハのリュート組曲で過ごす。
"J.S.Bach: Lute Music" Jakob Lindberg(BIS)
年明け早々は在宅する家族の手前,賑やかな音楽をプレイバックする訳にもいかない(苦笑)。よって穏やかな音楽を選ぶ必要(しかも音量を絞ってのプレイバック) があるので,今回選んだのがJakob Lindbergによるバッハのリュート音楽全集。ギター版はGöran Söllscherのアルバムを長年愛聴している私だが,リュート版はこれってことになる。
リュート音楽と言っても,無伴奏チェロや無伴奏ヴァイオリン曲を編曲したものも含まれるので,馴染みのメロディ・ラインも出てくるが,リュートにはリュートならではの響きがあって,実に落ち着いた感触を与えるもので,静かに時を過ごすには最適なのだ。
ジャケにも写っているが,Lindbergが使用しているのは13コースのバロック・リュート。一体どうやって弾くのかってのはよくわからないが,実にいい音だよねぇ。こういうのを礼拝堂で録音して,適度な残響を得るってのも,この音楽の魅力を増していると思う。正月にはこういう音楽もいいねぇ(笑)。
Recorded on July 1 & 10,1992
Personnel: Jakob Lindberg(lute)
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