これも久々に聴いた高橋悠治の「ゴルトベルク変奏曲」
"J.S. Bach: Goldberg Variations" 高橋悠治(AVEX)
主題の通り,これを聴くのも実に久しぶりのことだ。そして感じるのは,この演奏は好き嫌いがわかれそうだなということである。冒頭の「アリア」からして,一筋縄でいかない感覚を呼び起こす。一言で言えば,妙に引っ掛かったような演奏なのだ。なるほどこういう表現もあるのかと思わせるが,変奏に入ると,もう少し真っ当な感じにはなるのだが,テンポ設定もへぇ~と思わせる部分もあれば,やはりフレージングも個性的と感じる部分も残存している。
私が聞いていて思ったのは,何となくチェンバロの演奏を思わせる部分があるかもなぁって感じだったが,それでもやはりこの演奏はかなり変わっているというのが正直なところである。
Gouldの演奏に慣れ過ぎてしまっているのか,はたまたSchiffの旧盤のような演奏を好むからなのか,私としては不思議さが勝って,今一つ没入感がなかったというのが正直なところだが,これも演奏者の個性だよなぁって改めて感じるアルバムであった。星★★★★。
Recorded on July 6-8, 2004
Personnel: 高橋悠治(p)
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