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2022年12月23日 (金)

ジャズ・ヴォーカルはあまり聞かない私だが,今日はJune Christy。

_20221219 "June’s Got Rhythm" June Christy(Capitol)

毎度毎度同じようなことを書いている気もするが,私はジャズ・ヴォーカルをあまり聞かない。端的に言えば,趣味の問題であるが,全然保有していない訳でもないというのは,このブログにも書いてきた。

先日,風呂に入りながら,後藤雅洋の「一生モノのジャズ・ヴォーカル名盤500」を読んでいたら,このアルバムのことが書かれていて,そう言えば,これは持っていたなぁということで,取り出してきたもの。June Christyについては以前"Somothin’ Cool"について記事をアップしたことがあるが,そこには「改めて,June Christyの魅力に気づかされた」なんて図々しことを書いている。まぁ,ジャズ・ヴォーカルに関しては「食わず嫌い」な部分もあることは否定できないので,たまにはこういう気まぐれも重要なのである(笑)。

このアルバムは,ウエスト・コーストの錚々たるミュージシャンをバックに,June Christyが小粋に歌ったアルバムで,これがなかなか楽しい。スウィンギーな曲とバラッドのバランスもよいのだが,必ずしもよく知られている訳ではなさそうな曲も選曲しているセンスが良いと思う。例えば,冒頭の"Rock Me to Sleep"はBenny Carterの曲らしいが,それがGershwinナンバーの"They Can’t Take That Away from Me"と同居していながら,きっちりどっちも楽しめてしまうところがいいと思う。

また,先述の通り,バックを固めるミュージシャンのソロも魅力的。気楽に聞き流すもよし,傾聴するもよしって感じの佳作。星★★★★。

Recorded in June and July, 1958

Personnel: June Christy(vo), Ed Reddy(tp), Frank Rosolino(tb), Bud Shank(as, fl), Bob Cooper(ts, oboe), Red Callender(tuba), Russ Freeman(p, celeste), Laurindo Almeida(g), Monty Budwig(b), Shelly Mann(ds), Mel Lewis(ds)

本作へのリンクはこちら

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