Supremes:今日は懐メロ(笑)なんだが,結構不思議なコンピレーション。
"Classic Diana Ross and the Supremes" The Supremes(Motown)
懐メロである。私が保有しているSupremesのCDはこれだけなのだが,これが結構曲者なのだ。ベスト盤だけ持ってりゃいいやっていうなら,これから買うか?と言われそうなセレクションなのだ。彼女たちの超有名曲と言うより,裏ベスト,あるいは見逃されがちなカヴァー曲やあまり売れなかった曲を中心に選ばれているって感じなのだ。例外は「恋はあせらず("You Can't Hurry Love")」ぐらいだし,Diana Ross脱退前の大ヒット,「またいつの日か("Someday We'll Be Together")」だってもとはカヴァー曲なのだから,これだけ聞いてSupremesを聞いた気になってはいけないとしても,それでも十分魅力的な歌の数々である。
このアルバム,多分中古でただ同然みたいな値段で購入したと思うが,今でもジャケットを変えて売られているというのが凄い。でもあくまでもこれは「裏ベスト」的な位置づけとして考えるべきなので,購入を考える際には注意が必要だろう。しかし,彼女たちの歌で,"Unchained Melody"とか"(What a) Wonderful World"を聞けるということにはそれなりの価値はあると思っている。アルバムの最後は"With a Song in My Heart"だしなぁ。Rogers/Hartがこの曲を書いたのは1929年だってことを感じさせない実にいい曲だ。
廉価盤ゆえ,全くデータとかはわからないのだが,聞き流していると心地よく時間は経過することは間違いない。和むよねぇ(笑)。星★★★★。
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