2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト
無料ブログはココログ

« 祝祭の終わり:FIFA ワールドカップ決勝戦を振り返る。もの凄い試合であった。感動した! | トップページ | この静謐さがたまらない:Ketil BjørnstadとDavid Darlingのデュオ第2作 »

2022年12月21日 (水)

「展覧会の絵」ピアノ版:これがオリジナルだとは言え,原体験がオケやEL&Pだとどうもなぁという感じも...。

_ 「ムソルグスキー:展覧会の絵/ショスタコーヴィチ:24の前奏曲(抜粋)」Lazar Berman(Deutsche Grammophon)

主題の通りである。クラシックではラヴェル編曲のオーケストラ版,ロックではEL&Pのアダプテーションが私のこの曲に関しては原体験としてある。ムソルグスキーのオリジナルがピアノ曲だとはわかっていても,オケ版やロック版のぐわ~っとした感じがこの曲の基本となってしまった人間には,ピアノ・ヴァージョンがどうしても地味に思えてしまうのは致し方がないところだろう。

この曲はムソルグスキーのメロディのセンスを楽しめばいいのだという話もあるが,それでも身体がこの曲には劇的な「盛り上がり」を求めてしまうのだ。こればかりは仕方がないとは思いつつ,正当なクラシック・ファンからすれば,邪道と言われても仕方がない。しかし,この曲についてはピアノ版とオケ版のカップリングってのも結構あるから,「聞き比べ」という意味に加えて,やはりオケ版が好きな人が多いのではないかと思ってしまうが,どうなんだろう?

それでもって,私が保有しているピアノ版は多分このBerman盤だけのはずだが,それはDGにおけるBermanのレコーディングを集成したボックスの一枚としてである。そもそもそのボックスをどういうつもりで買ったのかも覚えていないが,価格的に手頃だったからというのが一番の理由に違いない(きっぱり)。

この音源,後半にはショスタコの「24のプレリュード」から10曲演奏されているが,どうせなら全曲聞いてみたかったと思うのは私だけではないかもなぁ。結構好きなんだよねぇ,この曲(笑)。

Recorded in April, 1977 and June, 1978

Personnel: Lazar Berman(p)

« 祝祭の終わり:FIFA ワールドカップ決勝戦を振り返る。もの凄い試合であった。感動した! | トップページ | この静謐さがたまらない:Ketil BjørnstadとDavid Darlingのデュオ第2作 »

クラシック」カテゴリの記事

コメント

そうですか、私はピアノ版のほうがスリリングに聴けるんですね、そして好きなんです。
演奏によっても勿論違うとは思いますが・・・それぞれの好みと、いろいろな体験からのその人の受けるものなんでしょうね。
過去にも書いていますが・・・
最近書いたものは(参考までに)↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-df8325.html です。

photofloyd(風呂井戸)さん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>そうですか、私はピアノ版のほうがスリリングに聴けるんですね、そして好きなんです。
>演奏によっても勿論違うとは思いますが・・・それぞれの好みと、いろいろな体験からのその人の受けるものなんでしょうね。

まぁそこは人それぞれですが,あくまでも「私の場合」ってことでは記事のようになってしまうというところです。ピアニストの聞き比べをしてみると違う感慨も生まれると思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 祝祭の終わり:FIFA ワールドカップ決勝戦を振り返る。もの凄い試合であった。感動した! | トップページ | この静謐さがたまらない:Ketil BjørnstadとDavid Darlingのデュオ第2作 »