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2022年11月30日 (水)

Charles Lloydのトリオ3部作完結:最終作にして,最もユニークな編成だが,Zakir Hussainが効いているだけでなく,Julian Lageも素晴らしい。

_20221126 "Trios:Sacred Thread" Charles Lloyd(Blue Note)

異なった編成のトリオで3枚のアルバムを連続リリースするという離れ業を展開するCharles Lloyd。その3部作の最終作がリリースされた。既にリリースされた2枚も味わい深く,素晴らしい出来だったが,この最終作は静謐な感覚もありながら,盛り上げるところは盛り上げていて,これまたよく出来たアルバムとしか言いようがない。

本作も2020年のパンデミック最盛期にストリーミングで配信された音源がもとになっているようだが,困難なタイミングにおいても,音楽を通じた創造を忘れないCharles Lloydの執念のようなものを感じる。これを80歳を過ぎた人がやっているということ自体が奇跡的と言ってもよいかもしれない。

曲はCharles LloydとZakir Hussainのオリジナルがそれぞれ4曲,3曲を分け合っているが,アルバムとしてのサウンドは一本筋が通っていて実に見事。Charles Lloydの演奏とZakir Hussainのヴォイスの混じり具合も凄いのだが,それをバックで支えるJulian Lageのギターが輪を掛けて素晴らしい。正直言って,私はJulian Lageのリーダー作にはあまり関心を持てないのだが,ここでのギターを聞くと,この人の才能が完璧に捉えられているようにも思える。ギターの音色も魅力的で,こういう演奏を引き出してしまうのもCharles Lloydのマジックか?

収められた曲はどれもが魅力的だが,最後に収められた"The Blessing"で締めて,深い余韻を感じさせる構成には心底感心してしまった。

このトリオ3部作は,単体ではどれも星★★★★☆っていう評価でいいと思うが,3枚の合わせ技ならば星★★★★★とせざるをえまい。

そう言えば,Charles LloydとZakir Hussainには"Sangam"って共演作もあったなぁ。暫く聞いてないので,改めて聴いてみることにしよう。

Recorded Live at the Paul Mahder Gallery, Healdsburg on September 26,2020

Personnel: Charles Lloyd(ts, a-fl, tarogato, maracas), Zakir Hussain(tabla, perc, vo), Julian Lage(g)

本作へのリンクはこちら

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