Charles Lloydのトリオ3部作の第2弾到着。これまた渋くも味わい深い。
"Trios: Ocean" Charles Lloyd(Blue Note)
7月に3部作の第1弾,"Chapel"について記事にしたが,その時にもCharles Lloydの衰え知らずの創造力に驚嘆させられた。この第2弾も編成は"Chapel"とは異なるものの,Charles Lloydが与える印象は変わらない。やはりこの人,化け物である。
ここでの演奏はパンデミック真っ只中の2020年9月9日に,ストリーミングで無観客配信された演奏がもとになっているらしく,Charles Lloydの地元,サンタバーバラにおけるライブ音源である。そして,今回のパートナーは,ピアノのGerald Claytonと,ギターのAnthony Wilsonというミュージシャン2世コンビである。Gerald ClaytonはCharles Lloydとも来日していて,私はその時のライブのGerald Claytonのピアノに落涙させられたクチ(その時の記事はこちら)なので,今回の第2弾の注目ポイントとしてはそのピアノの弾きっぷりにあった。
まぁ,ここでもGerald Claytonはレベルの高い演奏を聞かせており,実に満足いく出来である。しかし,前述のライブに接し,Gerald Claytonのリーダー作,"Bells on Sand"における二人のデュオ,"Peace Invocation"を聞いてしまった人間にとってはこれぐらいは当然と感じても仕方がないのも事実だ。一方,ギターのAnthony Wilsonもいい音を出していて,好演でリーダーに応えている。そのサウンド,フレージングからすれば,若干存在感としては地味にも思えるAnthony Wilsonというミュージシャンを連れてきたのは成功している。地味と言っても,リーダー作もあれば,Diana Krallの伴奏もしているのだから,知名度はそこそこあるはずだが,圧倒的には高くないだけである。しかし,ここでの演奏を聞けば,さすがCharles Lloydのお眼鏡にかなうだけのことはあると思わせる。
そこにいかにもCharles Lloydらしいサックスとフルートの音色が加われば,これは悪いはずがない。1曲ブルーズの"Jaramillo Blues"をやっているが,なんとなく雰囲気的に"All Blues"を想起させるメロディ・ラインであった。まぁブルーズなんだから,そういうことがあっても不思議はないが,所謂「どブルーズ」ではないな(笑)。それも何となくいい感じなのだ。やっぱりCharles Lloydのアルバムはレベルが高く,裏切らない。今回も星★★★★☆。
Recorded Live at Lobero Theatre, Santa Barbara on September 9, 2020
Personnel: Charles Lloyd(ts, as, a-fl), Gerald Clayton(p), Anthony Wilson(g)
本作へのリンクはこちら。
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コメント
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閣下、リンクをありがとうございます。m(_ _)m
1作目に続き、これもとても気に入りました!!
クレイトン、いいですよね。。ライブのときにも、翁が可愛がっているのがよくわかりました。
もうすぐ、3作めがでますよね。汗
それも、かなり楽しみです。
私のリンクも置いていきますね。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-1a92d5.html
投稿: Suzuck | 2022年11月 7日 (月) 17時12分
Suzuckさん,こんばんは。りんくありがとうございます。
>1作目に続き、これもとても気に入りました!!
>クレイトン、いいですよね。。ライブのときにも、翁が可愛がっているのがよくわかりました。
Gerald Claytonは来日時のライブでもいいところを聞かせていましたから,Charles Lloydとしても相当信頼していると思いますね。大したもんです。
>もうすぐ、3作めがでますよね。汗
>それも、かなり楽しみです。
はい。私も発注済みですが,また間違いない世界を聞かせてくれるでしょう。
投稿: 中年音楽狂 | 2022年11月 7日 (月) 18時15分