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2022年10月 4日 (火)

音楽シーズン到来! 続々届く新譜群から,今日はKeith Jarrett。 #KeithJarrett

_20221002"Bordeaux Concert" Keith Jarrett(ECM)

秋口になると,音楽シーズン到来ということで,続々と新譜が届いている。昨今,CDの購入枚数が減少する中でも,やはり音楽シーズンということで,この季節になると購入枚数が自然と増えるってところか。そんな中で今日はこのKeith Jarrettの新譜である。

新譜と言っても,Keith Jarrettは健康状態ゆえにもはや引退状態であるから,蔵出し音源ということになるが,それでも買ってしまうというのがファンの性ってところである。近年のKeith Jarrettのソロは第一部がアブストラクトな現代音楽的な響きが強く,第二部に入ると美メロやブルーズ,あるいはフォーク色を炸裂させるという構成が多かったが,このアルバムも出だしは結構アブストラクトで,あぁ,いつも通りねって感じなのだが,近年のアルバムとしては前半のアブストラクトさは抑制加減で,比較的聞き易い感じがする。その辺は前作のブダペストのライブと近いと言ってもいいかもしれない。それでもやはりアブストラクトさが勝っていることには変わりはないが...。。

このアルバムは最近には珍しく,アンコールの定番となっているスタンダードの演奏が行われていないが,それでも後半の美的なメロディ・ラインは健在なので,構成としてはKeith Jarrettのライブのパターンにははまっている。それをよしとするか否かは,各々のリスナーが考えればいいとして,もはや蔵出ししかないので,どれを聞いても大きな違いはないと言ってもよいだろう。厳しい言い方をすれば,それでも聞くか,もうええわとするかの時期に来ているようにも思える。

全盛期の長大なピアノ・ソロを知る人間としては,そっちを聞いている方がいいような気もするし,こういう短いインプロヴィゼーションを複数やる方が聞き易いというのも一方で事実である。私も長年Keith Jarrettのアルバムを買っては聞いている訳だが,もはや以前のような驚きはなくなっているところは微妙なのだ。

今回のアルバムもこれはこれでいい演奏だが,まぁこの辺でKeith Jarrettのソロ・アルバムは打ち止めでもいいかなって気がしている。それでもKeith Jarrettの快復を祈って星★★★★☆としよう。でもまた出たら買っちゃうかな...(苦笑)。

尚,ストリーミング版では聴衆の拍手がカットされていたが,CDには拍手が入っているので収録時間が若干違う。また,私はECMのCDは極力ドイツ盤を好んで買ってきたが,昨今の円安で国内盤の方が安いというのは困ったもんだなぁ。

Recorded Live at Auditorium de l’Opera National de Bordeaux on July 6, 2016

Personnel: Keith Jarrett(p)

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コメント

弊ブログへのコメントありがとうございました。
カーネギー以降のアルバムはあんまり聴いていなかったので、新鮮に愉しむことができました。なかには1970年代前半を彷彿とさせる「草原の香り」がするような曲調、しかも成熟させたような完成度で、が聴くこともでき驚きでした。最後の頃は随分柔らかかったのだと知りました。

https://dailymusiclog.hatenablog.com/entry/2022/10/10/145450

K's Jazz daysさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>カーネギー以降のアルバムはあんまり聴いていなかったので、新鮮に愉しむことができました。なかには1970年代前半を彷彿とさせる「草原の香り」がするような曲調、しかも成熟させたような完成度で、が聴くこともでき驚きでした。最後の頃は随分柔らかかったのだと知りました。

そうですね。近年のライブ(特に第2部)はかなりソフトな印象が強くなっていました。記事にも書きましたが,それがKeithのライブのパターンとなっていて,ここでもパターン踏襲だったことは明らかですが,ブルーズ的なフィーリングもあって,なかなか良かったと思います。しかし,正直言ってどれを聞いてもそんなに違いはないとも言えてしまうので,今後,どうしますかねぇ...。それこそもうストリーミングで聞いていればいいような気もしています。

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