Amazon Primeで「死の谷」を見た。
「死の谷("Colorado Territory")」('49,米,Warner Brothers)
監督:Raoul Walsh
出演:Joel McCrea, Virginia Mayo, Dorothy Malone, Henry Hull, John Archer, James Mitchell
Amazon Primeでどういう映画が見られるのかを見てみると,結構古い西部劇が含まれているのがわかる。西部劇が結構好きだとか言いながら,古い作品はあまり見る機会に恵まれなかったので,これ幸いとばかり,チョイスしたのがこの作品である。この映画,Humphrey Bogartも出ていた「ハイ・シエラ」の西部劇版リメイクだそうである。しかも監督は同じRaoul Walshである。
西部劇の場合,勧善懲悪みたいなかたちで,スカッとするアクション映画ってのもあるが,この映画は随分と違って,かなりフィルム・ノワール的なストーリーである。主人公,Wes McQueenを演じるJoel McCreaは,強盗を働く悪漢の役柄にもかかわらず,全く悪人に見えないところもおかしいが,Virginia Mayoの正統的美人とは言えないにもかかわず,何とも言えない不思議な魅力と相まって,一般の西部的的なものとは異なる感覚を発出する映画だったと言える。そもそも,もう一人の主役と言ってよいDorothy Maloneが一見清楚な美女に見せかけておいて,追々性格の悪さを示すというのは,監督のRaoul Walshに,昔,女性と何かあったかと思わせるような女性の描き方である(笑)。
まぁ,これは西部劇としてはかなり異色と言ってもよいかもしれないが,アメリカの広大さを感じさせるキャメラ・ワークや,馬から列車に飛び乗るアクション・シーン等,往時の映画としては相当頑張ったと言ってもよい映画だと思った。所謂プログラム・ピクチャーとは違うというところを打ち出した優れた作品と言っていいだろう。こういうのがただで観られるってのは実に幸せなことだと感じた私であった。星★★★★。
尚,蛇足ながら,主演のJoel McCreaは,日本ではジョエル・マクリーと呼称されるのが通常だが,彼のラスト・ネームをカタカナで書くなら,どう見てもマクレイの方が感覚的には近いと思うけどなぁ。Joelもほぼ最後のルがほとんど聞こえないジョウルってのが正確だろう。同じことはBilly Joelにも当てはまる訳だが,まぁこの国ではDana Andrewsをダナ・アンドリュースと呼び続けるのと同じようなものだから仕方ないか(発音的にはデイナ・アンドルーズの方が近いと思う)。
さて,次は何を観ようかな(笑)。
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