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2022年9月14日 (水)

待望のJoshua Redman Quartetのリユニオン第2弾:演奏の質には文句はない。しかし...。

_20220913 "LongGone" Joshua Redman, Brad Mehldau, Christian McBride & Brian Blade(Nonesuch)

一昨年の"RoundAgain"に続くJoshua Redman Quartetのリユニオン第2弾である。私は前作については大きな期待を寄せつつも,「Joshua Redmanのオリジナルがイマイチだなぁという感覚に囚われ続けてしまう私である。更に言わせてもらえば,リズム・セクションに比べて,Joshua Redmanの吹奏も音色も魅力的に響かない...(中略) 私にとってはもう少しやれたのではなかったのかと思ってしまうのだ。」なんて書いていて,結構辛口な評価を下した。期待が大きいがゆえではあるが,年末のベスト盤にも選ばなかったし,私のブログのお知り合いも,高い評価はしていなかったと思う。

今回の主題に「待望の」と書いたのは,前作をはるかに凌駕するアルバムを期待したからにほかならないが,よくよくレコーディング・データを見てみると,前作と同じ録音日ではないか。結局,本作は前作の「残りテイク」であり,最後に2007年のライブ音源から"Rejoice"が入っているのは,収録時間調整のためか?と皮肉も言いたくなる。受ける感覚は前作同様。しかも何よりも気に入らないのは,この"Moodswing"にも収められていた"Rejoice"のライブ音源が,このアルバムの中で「一番いい」ということである。

全編を通じて,演奏の質は非常に高いと思うのは前作同様なのだが,彼らならではの傑作という評価は到底下せない。冒頭のタイトル・トラックからしてテンションよりもリラクゼーション重視か?と言いたくなる。だいたい,2019年の演奏よりも,2007年の演奏の方が彼ららしいと思えたことには,私は失望感があったし,今の彼らはこんなもんじゃないはずだという思いばかりがつのる。だからこそ,2007年のライブ音源のよさが際立ってしまうのだ。

この2作を通じて私が感じるのは,このメンツを集めながら,リスナーの期待を裏切ったJoshua Redmanのプロデューサーとしての力量不足。前作はメンバーがオリジナルを分け合っていたが,今回はJoshua Redmanのオリジナルのみとなっているのは,それしか準備できていなかった(残っていなかった)からだろうが,私にとっては曲そのものがあまり魅力的に響かない。よって,私にとっては基本的にバックのトリオを聞くためのアルバムと言わざるをえない。

凡百のジャズ・アルバムに比べればレベルは高いが,それでも前作同様,星★★★☆が精一杯。

Recorded on September 10-12, 2019 and Live at the 25th Annual SF Jazz Festival in 2007

Personnel: Joshua Redman(ts, ss), Brad Mehldau(p), Christian McBride(b), Brian Blade(ds)

本作へのリンクはこちら

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コメント

本当に同感です。何でも四番バッターを集めれば良いものが出来るとは限らないですね。今回は購入しません(笑)

ランスさん,こんばんは。はじめまして,ですかね。

>本当に同感です。何でも四番バッターを集めれば良いものが出来るとは限らないですね。今回は購入しません(笑)

四番バッターのたとえは,まさにおっしゃる通りですが,野球にたとえるなら,私はプロデューサー=監督兼選手のJoshua Redmanが悪いと言いたくなります。ほかの3人に罪はないと思いますね。

ともあれ,引き続きよろしくお願い致します。

閣下、リンクをありがとうございます。m(_ _)m

お怒りはごもっとも、、
でも、これは寝かせておくのも勿体無いとおもいます。
ただ、年間ベストも狙えるこのメンバーで、2007年のライブ演奏が一番かっこい、、って、どうなんだ。。と、私も勿体無いなぁ。。と。

そして、音源が前回と同じでどころだということを、もっと、はっきりさせるべきだともおもいます。
いかにも新録っぽいリリース案内って、、

私の投稿のURLも貼っておきますね。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-9ccd99.html

Suzuckさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>お怒りはごもっとも、、
>でも、これは寝かせておくのも勿体無いとおもいます。

はい。寝かせる必要はないと思いますが,はっきり言って怒っています(笑)。

>ただ、年間ベストも狙えるこのメンバーで、2007年のライブ演奏が一番かっこい、、って、どうなんだ。。と、私も勿体無いなぁ。。と。

私もそれが納得いきません。

>そして、音源が前回と同じでどころだということを、もっと、はっきりさせるべきだともおもいます。
>いかにも新録っぽいリリース案内って、、

Joshua Redmanは詐欺師だと断罪したいです。Nonesuchも残りテイクなら残りテイクってちゃんと言えよって感じですね。そもそも前作だって大した出来ではなかった訳で,こういうリリースの仕方はレーベルに対する信頼を揺らがせるものと思います。許しがたいですよ。

>私にとっては曲そのものがあまり魅力的に響かない。よって,私にとっては基本的にバックのトリオを聞くためのアルバムと言わざるをえない。
 その通りですね、結局の所・・ジョシュア・レッドマン・カルテットですね。私のようにピアノ・トリオ・ファンとしては試聴してパスしました。

photofloyd(風呂井戸)さん,おはようございます。

>結局の所・・ジョシュア・レッドマン・カルテットですね。私のようにピアノ・トリオ・ファンとしては試聴してパスしました。

私にとってはA級戦犯: Joshua Redmanですね。パスもやむなしですが,私はBrad Mehldauゆえ不可避です。まぁ仕方ないです。

こんばんは。

自分のこのアルバムのコメントを見返しても、すごいんだけど今ひとつ煮え切らなかったことと、後半は少しのめり込めなくなってきたこともあって(飽きた?)、ほめつつもなんだかわけ分からん状態になってますね。もっとすごいことができるんじゃないか、というのは当たっていると思います。次こそは、と思っても、またこの録音日の音源が出そうな気がしていますけど、、、。

当方のブログアドレスは、以下の通りです。
https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2022/10/post-52e88d.html

910さん,こんばんは。リンクありがとうございます。

>自分のこのアルバムのコメントを見返しても、すごいんだけど今ひとつ煮え切らなかったことと、後半は少しのめり込めなくなってきたこともあって(飽きた?)、ほめつつもなんだかわけ分からん状態になってますね。もっとすごいことができるんじゃないか、というのは当たっていると思います。次こそは、と思っても、またこの録音日の音源が出そうな気がしていますけど、、、。

感じ方は人それぞれですし,表現方法も全然違ってきて当然なのですが,私に限らず,不完全燃焼感をお持ちの方は結構いらっしゃると思います。「もっとすごいことができるんじゃないか」というのも事実ですし,このメンツを集めて,この程度では納得できないと言ってもいいと思います。そもそも古いライブ音源の方が出来がいいというのが私にとっては許しがたく,彼らのキャリアの積み上げは何なのよ?って言いたくなりますね。

優れたミュージシャンのアルバムだからこそ,文句は言いたくなります。

内容は良いんですが、たしかにこのメンツだと、それ以上を期待したくなりますよね。

> そもそも古いライブ音源の方が出来がいいというのが
のくだりは、たしかにおっしゃる通り!と合点しましたw

同じ盤の紹介記事のURLを貼らせていただきます。
https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/494357300.html

oza。さん,こんばんは。リンクありがとうございます。

>内容は良いんですが、たしかにこのメンツだと、それ以上を期待したくなりますよね。

はい。この程度で収まる人たちではないというのが正直なところです。

>そもそも古いライブ音源の方が出来がいいというのがのくだりは、たしかにおっしゃる通り!と合点しましたw

だからこそ納得いかない感が強いんですよねぇ。クリポタがBrad Mehldau,John Patitucci,Brian Bladeというクァルテットで録音をしたようですから,私としてはそっちに期待します。

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