Pharoah Sandersを偲んで,今日は”Journey to the One”。

"Journey to the One" Pharoah Sanders(Theresa)
先日この世を去ったPharoah Sandersを偲んで聞いたのが本作。このアルバムを買ったのはリリースされてから随分経ってからのことで,それがいつのことだったかは記憶から飛んでいる。アナログは2枚組だし,琴が入っていたり,コーラスが入っていたりと,ちょっと購入には勇気がいるところもある作品だ。よくよくライナーを眺めると,Bobby McFerrinが入っていたりすることは全然認識していなかった。いずれにしても,初めて聞いたのは多分ジャズ喫茶においてであったと思う(こういうのが当時よく掛かっていたのだ)が,若い頃に聞いた時には不思議なレコードだと感じたようにも思うし,その頃はPharoah Sandersには少なくともはまっていない。
だが,私もいろいろな音楽を聞いていると,このPharoah Sandersがコンベンショナルなセッティングの中で発する,フリーキーなトーンが快感になってくるから不思議なものだ。本作においても,激しいのは激しいんだけれども,いい塩梅でコンベンショナルな響きがあるところがいい感じに響く。まぁ編成とかを見ると,不思議なプロデュースだとは思うが,Pharoah Sandersがやりたいことを全部やりましたって感じなのかもしれない。
こういう音楽はPharoah Sanders亡き今,なかなか聞けなくなるのかなとも思うが,私としては彼の残したレガシーとして聴き続けたいと思う。但し,そんな頻繁ではないが...。いずれにしても,また一人のスタイリストが世を去ったことは実に寂しい限り。
改めてではあるが,R.I.P.
Personnel: Pharoah Sanders(ts, bell), Eddie Henderson(tp), John Hicks(p), Joe Bonner(p), Mark Isham(synth), Carl Locket(g), Chris Hayes(g), Ray Drummond(b), Joy Julkus(b), Idris Muhammad(ds), Randy Merritt(ds), Babatunde(perc), Yoko Ito Gates(koto), Paul Arslanian(harmonium, wind-chimes), Bedria Sanders(harmonium), James Pomerantz(sitar), Phil Ford(tabla), Claudette Allen(vo), Vicki Randle(vo), Ngoh Spencer(vo), Donna Dickerson(vo), Bobby McFerrin(vo)
本作へのリンクはこちら。
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