2026年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

お知らせ

  • 当ブログはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。

« Brad Mehldauの最初期音源の一枚:Peter Bernsteinの”Somethin’s Burnin’”。進歩が早い...。 | トップページ | Enrico RavaとFred Herschの共演は期待通りと言ってよい。 »

2022年9月26日 (月)

Miles Davisの”Decoy”期前後の音源を中心とするブートレッグ・シリーズ。ライブ音源が最高だな。

_20220923-3 "That’s What Happened: The Bootleg Series, Vol.7 1982-85" Miles Davis(Columbia)

80年代にカムバックしてからのMiles Davisをどう捉えるのかってのは,人によって随分違うと思う。例えは違うかもしれないが,50年代のArt Pepperとカムバック後のArt Pepperの「どっちがいい」論争みたいなものも生み出すかもしれない。私としてはWarnerに移籍して"Tutu"をリリースする前後で随分評価が変わると思っているクチである。

私は80年代のMiles Davisのライブは,初回を除いて,来日する度に観ていたと思う。私としては85年あるいはせいぜい87年ぐらいまでは無茶苦茶カッコいいと思っていたのだが,晩年の演奏は全く感心しなかったというのが正直なところだ。以前にも書いたと思うが,私が最後にMiles Davisのライブを観たのは,91年のAvery Fisher HallでのJVC Jazz Festivalにおける演奏であった。その翌年,Milesが世を去るとは全く想像していなかったが,その時の演奏は全く面白みに欠け,もうMilesのライブはいいやなんて思っていたのが約30年前である。

それに比べれば,80年代中頃までのMilesのライブは,血沸き肉踊らせたっていう感覚があるのだ。だからこそ,今回リリースされる音源には非常に関心があった。ただねぇ,82~85年という切り口が本当によかったのか?ってのは,実はよくわからない。なぜカムバック前後からの音源からカヴァーしなかったのかってのは,追々出すのか?って気にもなるが,まぁカムバックから暫くしての復調を果たしたMilesの姿って編集方針だってことにしよう。

音源については,私はストリーミングで聞いていたが,現物が届いて,改めて聴いているところである。スタジオ音源に関しては,もう少しちゃんと聴く必要があるが,この3枚組のキモはCD3のモントリオールにおけるライブ音源だと言って間違いなかろう。ここでの音源は"Decoy"に使われていることからして,この時の演奏が相当なレベルでの演奏だと判断されていたってことは明らかなのだ。"Decoy"というアルバムは,私はアナログで言えばB面こそ燃えると思っているが,まさにB面に収められた2曲の音源はこの時の演奏の編集されたものなのだから,この演奏には興奮して当たり前だと言いたくなる。

このボックスの意義を語るには,私は聞き方がライブ音源に偏り過ぎだが,いずれにしても,このボックスはCD3から聞いて興奮するのが正しいと言いたくなる私である。そうは言っても,今回のスタジオ音源にはJ.J. Johnsonが参加しているものもあって,思わずへぇ~となってしまったのだが。まぁ,あとはTina Turnerのヒット曲,"What's Love Got to Do with It"が公開されたことだろうな。

そうは言っても,当時のMiles DavisバンドのライブのカッコよさをCD3で追体験するってのが,このボックスの聞き方の正しい姿だろう。それにしても,Darryl Jonesのベースのソリッドさは凄いな。

Personnel: Miles Davis(tp, key), Bill Evans(ts, ss, fl), Bob Berg(ss), J.J. Johnson(tb), Mike Stern(g), John Scofield(g), John McLaughlin(g), Robert Irving, III(key), Marcus Miller(b), Darryl Jones(b), Al Foster(ds), Vince Wilburn Jr.(ds), Mino Cinelu(perc), Steve Thornton(perc)

本作へのリンクはこちら

« Brad Mehldauの最初期音源の一枚:Peter Bernsteinの”Somethin’s Burnin’”。進歩が早い...。 | トップページ | Enrico RavaとFred Herschの共演は期待通りと言ってよい。 »

新譜」カテゴリの記事

ジャズ(2022年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« Brad Mehldauの最初期音源の一枚:Peter Bernsteinの”Somethin’s Burnin’”。進歩が早い...。 | トップページ | Enrico RavaとFred Herschの共演は期待通りと言ってよい。 »