Asiaのライブ盤:リッピングしっぱなしで全然聞いていないアルバムを久々に聴く。
"Fantasia: Live in Tokyo" Asia(Eagle)
昨今は在宅勤務が増えたことによって,音楽を聴くのはCDやアナログを再生することが多くなったのだが,その一方,リッピングしてPCに格納した音楽については,スマホにコピーしたもの以外は全然聞く機会がない。スマホの容量にも限界があるので,リッピングしたものを全部格納する訳にもいかないのだから仕方がない。そもそもストリーミングで大概の音源は聞けてしまうのだから,PCへの依存度が下がるのは当然なのだ。
今回,気まぐれでPCに格納した音源を見ていて,おぉ,こんなのもあったなぁなんてことで聴いたのがこのアルバムである。これは確か今はもうなくなってしまったロシアのサイトからダウンロードした音源ではなかったか(爆)。ロシアは著作権管理が相当無茶苦茶だった(と言うより,そういう概念がない?)こともあり,サービスは有料とはだったとは言え,違法すれすれだよなぁと今更ながら思う。
このアルバムは2007年にオリジナル・メンバーで来日したAsiaの演奏を収めたもの。思い起こせば,私は1983年の武道館ライブを観に行っているが,John Wettonの姿はなく,太っちょGreg Lakeがトラを務めるという何とも半端なライブであった。改めて,このライブ盤を聴いて,AsiaはJohn Wettonが作曲においても中心的な役割を果たしていたことは明白で,Greg Lakeじゃないよなぁと思ってしまった。
まぁ,それはさておきである。John Wettonがメンバーとして在籍した1st,2ndの曲に加え,メンバーが所属したバンドの曲も交えた,まぁよくあるタイプのリユニオン・ライブって感じである。John Wettonが歌う"Roundabout",更には"Video Killed the Radia Star"なんて,いい悪いは別にして,珍品だと言えばその通りである。
思えば,Asiaというバンドは,プログレッシブ・ロックの名だたるバンドに参加したメンツによるスーパー・グループだったにもかかわらず,曲が2ndアルバム,"Alpha"ではポップになり過ぎたというか感覚があって,まだプログレっぽさが残っていた1stの方が印象はよいというのは,このライブを聞いていても同じ感覚であった。こういうメンツで例えばEL&Pの"Fanfare for the Common Man"みたいな曲をインストでやると,プログレ感が出て,こういう方がいいんじゃなかったの?って気がしてくるが,おそらくはJohn Wettonが当初目指したのは違う方向だったということだろう。
いずれにしても,今となっては懐かしいという感覚が勝るAsiaではるが,やはり私にとってはJohn Wettonなしでは成り立たないという感を強くした音源であった。星★★★☆。
Recorded Live at 新宿厚生年金会館 on March 7, 2007
Personnel: John Wetton(vo, b, g), Steve Howe(g, vo), Geoff Downes(key, vo), Carl Palmer(ds)
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