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2022年8月25日 (木)

追悼,Creed Taylor

Creed-taylor-and-wes

Creed Taylorが亡くなった。この人はImpulse!レーベルを立ち上げ,「ブルースの真実」ほかを制作,Verveでは"Getz/Gilberto"でボサ・ノヴァをメジャーにした。Creed TaylorがVerveで制作したJimmy Giuffre 3のアルバムは,後年,何とECMから再リリースされるという珍しい道を辿っているし,更にはA&MではWes Montgomeryの最終三部作をプロデュースしたことだけでも凄い業績だが,やはり自分の名前を冠したCTIレーベルの印象が強い。そもそもWesのアルバムだって既にCTIだって考えてもいいのだが。

CTIレーベルのアルバムはそれこそ玉石混交と言ってもよいが,よくもまぁこれだけのカタログを揃えたものだと思うし,超絶的な名盤はないといとして,それぞれ印象的なアルバムが多数あると思う。ブレーク前のGeorge Bensonを育てたのもCreed Taylorだと言ってよいし,Joe FarrellやFreddie HubbardのCTIでのアルバムはいまだに私は結構愛聴している。Paul Desmondの"Skylark"とかChet Bakerの"She Was Too Good to Me"とかもちゃんと一軍の棚に収まっている。しかし,レーベル最大のヒットはDeodatoだったかなぁと思う。Bob Jamesのアルバム等も含めて,クロスオーバー/フュージョンの走りみたいなところもあったと思うが,クラシック音楽のアダプテーションも結構レーベルの得意技だった。

80年代には"Fuse One"みたいなアルバムを出しつつ,80年代後半にCTIレーベルを再興し,Larry CoryellやJack Wilkins,Charles Fambroughらのアルバムをリリースしたのも懐かしい。Larry Coryellの"Live from Bahia"なんて好きなアルバムである。

Cti-montreuxそして,Creed Taylor最後のプロデュース作品はCTIオールスターズのモントルーでのライブ盤らしいが,こんなの全然知らなかったなぁ。最後まで派手派手しいメンツを揃えていたのもCreed Taylorらしい。

いずれにしても各々のレーベルの時代を通じて,その時代に即した新しい音楽を生み出していったプロデューサーとしての手腕は誠に見事だったと言わざるをえない。実に印象深い仕事師であった。

R.I.P.

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