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2022年8月29日 (月)

「L.A. コールドケース」:久々の映画館通い。

City-of-lies 「L.A. コールドケース("City of Lies")」('18,米/英,Miramax/FilmNation)

監督:Brad Furman

出演:Johnny Depp, Forrest Whitaker, Toby Huss, Dayton Callie, Neil Brown, Jr., Louis Herthum 

久々に映画館に行ってきた。この映画,2018年に制作されながら,本国での公開も昨年3月,そして今頃になって日本で公開というのも不思議な気がするが,米国では既にソフト化されていて,劇場に行かなくても見ることができるというのは何だかなぁって感じもする。

それはさておき,この映画,原題の"City of Lies"の方がずっとテーマに即していると思われるような骨太の映画である。人気ラッパー,Notorious B.I.G.の狙撃殺害事件を背景としながら,LAPDの無茶苦茶な腐敗ぶりを描いていて,こんな無茶苦茶な話があるのかとさえ感じさせるストーリーであった。私はラップにほとんど興味がないので,2Pacの事件も,Notorious B.I.G.の事件も全然承知していなかったのだが,この映画を理解するには,この2つの事件について知っておいた方がベターであることは間違いない。しかし,そんな背景を知らなくても,相応に見られる映画になっているものの,商業的な観点では,結構厳しかったんだろうなぁと思える。だからこそ,公開も遅れたのだろうし,ここで提示される事件の真相の「仮説」に関しては,いろいろな意見が出てくるのも当然だろう。状況証拠からは限りなくクロに近い灰色だよねぇと思わせても,状況証拠は状況証拠だからだ。

この映画,Johnny Deppが演じる元刑事,Russell Pooleが現役,リタイア後を含めて事件を追い続ける様子と,そこにForrest Whitaker演じるジャーナリスト,Jackが絡んでくる訳だが,この二人の関係性の前半の描き方と,中盤以降のそれで随分変わって来ることは,やや説明不足な面もあるように思えるが,それよりも何よりもこの映画のポイントは上述の通り,LAPDの腐敗の告発だと思える。「限りなくクロに近い灰色」に対して「手を打てない」のか,「打たない」のかさっぱりわからない訳で,Johnny Deppはこの映画のエグゼクティブ・プロデューサーを兼ねているが,相当な怒りがなければ,こういう映画は作れないだろうと思ってしまう。まぁ,その後,映画にも出てくるロドニー・キング事件をLAPDは起こしているので,時間が経過しても何も変わっていないという思いもあっただろう。また,Notorious B.I.G.の実母,Voletta Wallaceを本人としてと登場させてしまうところも,告発への気合が違うって感じである。

こういう映画なので,エンタテインメントとして捉えるのは難しい部分もあることは承知で,こういう映画,私は嫌いではない。世の中,ひどいことはあるんだねぇと改めて感じた次第。星★★★★。

ところで,この映画の情報をIMDbで見ていて,懐かしやMichael Paréの名前を見つけた私である。正直映画を観ている時は全く認識できていなかったが,Michael Paréと言えば,「ストリート・オブ・ファイア」だよねぇ。懐かしいなぁ。DVD見ようっと(笑)。と言っても一番の目的はDiane Laneを見ることになるのだが(爆)。

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